体育館から連れ去られ、
保健室までの廊下を背負われ乍ら進む。
咲野〇〇
咲野〇〇
中原中也
そう優しい返答をしてくれる中也。
身長は余り高くないのに、
背中は迚も広く感じられた。
肩に顔を埋めると、
橙色の癖っ毛がむず痒い。
何時もより中也の匂いが濃くて、
頭がクラクラした。
中原中也
中原中也
中原中也
保健室に着くと先生は居なかった。
机に置かれた置き書きには出張中と。
中也は私を椅子に座らせると、
棚から湿布を取り出した。
中原中也
咲野〇〇
中原中也
中原中也
咲野〇〇
咲野〇〇
と、中也が私の右足の靴を脱がそうとする。
咲野〇〇
中原中也
中原中也
咲野〇〇
中原中也
咲野〇〇
大人しく処置をしてもらう事にした。
靴を脱がされ、靴下を捲られる。
赤く少し膨らんだ其処に
中也は優しく湿布を貼った。
然してもう一度そっと靴を履かせてくれる。
其の仕草がまるで王子様が
硝子の靴を履かせる時みたいだと思ったのは、
場違い過ぎるので黙っておいた。
コメント
2件
おんぶ?!?!おんぶですか?!?! 何にしても運ぶちゅやは絵になる🤦🏻♀️(?) さりげなく言うのが男前ポイント!!!! 続き待ってます🤟🏻💗