テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

🍓👑の息抜き物語。

一覧ページ

「🍓👑の息抜き物語。」のメインビジュアル

🍓👑の息抜き物語。

7 - 自分の命より_。

♥

302

2021年05月27日

シェアするシェアする
報告する

まびが(主)

今回はぁぁあぁぁ

まびが(主)

主人公は居ませんっっ!!!←

まびが(主)

(※主人公が居ないと物語は成り立ちません。)

まびが(主)

強いて言うなら青くんです、←

まびが(主)

今回は青くんの愛犬、たぴちゃんとの物語です!

まびが(主)

(死ネタ、その後の物語です。)

まびが(主)

では本編どーぞ〜!

僕は雨の中堂々と傘もささず人目すら気にせず歩いていた。

愛犬を病院に連れていく為に使うキャリーバッグに入れて。

喧嘩したんだ。

メンバーと。

最終的に暴言を吐いて出てきちゃった。

……なんなんだよマジで。

たぴ

……

たぴちゃんが「どうしたの?」と問いかけるようにこちらを見てきた。

大丈夫大丈夫。
ちょっと旅に出よっか。

旅に出て数週間後。

どうしよう、お金が底を尽きた。

盗み、借りるは絶対しないと決めてたしなぁ。

てか普通にやっちゃダメだし。

たぴちゃん置いて仕事なんて出来ないし…

預けるにもお金かかっちゃうし。

はぁ…

今日はすっごい晴れてる、

え、だから何かって?

…喉乾いちゃうじゃん…

たぴちゃんのご飯すら買えないんだよ?

はぁ…

たぴ

…( *´∀`))´ω`)スリスリ

…!

ありがとう。。

数週間後

っはぁっ…はぁ…

ダメだ、お腹空いた…死にそ…

うぅっ…

これまではこの「森」に来てから 木の実などで何とか凌いだ。

でもやっぱり減るものなのですぐなくなった。

いや、別にまだあるけどね?

でもさぁ、皆森の中のドスの効いた紫色の毒キノコみたいな実を食べたいと思う?

僕やだよぉ…

あ…ぅ…はぁはぁ…っ…

やば…ほんと、…に…

バタッ

たぴ

…??

たぴ

…くぅ~ん…?

たぴは何故飼い主が倒れているか理解が出来なかった。

もしかしたらお腹すいてるのかも! そう思ったたぴは森の中を走り回った。

飼い主を起こすために。

2時間。2時間かかりようやく食べ物になりそうな実を遠くから持ってきた。

たぴはそれを飼い主の手の上に置いた。

起きない。

今度は口元に持ってきてみた。

たぴはただ,ひたすらに待った。

「きっといつか。」

沈んでは浮き出てくる太陽を4回繰り返した日に、

たぴは飼い主の傍に寝そべった。

その背中はボコボコに浮き出た背骨が必死に呼吸をしているのを感じさせた。

そして最後に。 大きく息を吸って 動かなくなった。

…ん?

何処ここ。

真っ暗。

あぁ、死んじゃったのかな。

…??

目の前には巨大なスクリーン。

そこには自分の帰りをひたすら待った上に動かなくなった愛犬の姿が。

「ありがとう」 その言葉を繰り返しながら青は膝から泣きながら崩れ落ちた。

くぅ~ん……、

ハッとする。 この声は。間違いなく、

た、たぴ!!!!

たぴ

…!
ワンッッ!!

2人は強く抱きしめ合い涙を流す感動の再会をした。

ところが2人共お腹の空きは無くなったものの、何故か喉の乾きが非常に強くなっていた。

すぐそこ。 淡い光が見える。

たぴちゃん。少し歩いてみよっか

僕達はそこ目指して歩いた。

少し歩くとすぐに着き、 門番らしき人が正面を見つめ立っていた。

門は金色で白い壁に覆われた森のような庭園だ。

あの…

金色の門の門番

はい?

ここは?

金色の門の門番

天国ですよ。

えぇーと…水を飲ませてください。

金色の門の門番

あぁ!良いですよ!
随分辛く過ごされていたのですね…

金色の門の門番

門の奥には美味しい料理、綺麗な川から取ってきたお水、色々なものが置いてあります!

金色の門の門番

お好きなだけどうぞ!

…!

門が開いた。

たぴ、行こっか!

たぴを抱っこし、門へ入ろうとすると、

金色の門の門番

あぁ、待ってください!

え?

金色の門の門番

その…動物は入れられないのですよ、

金色の門の門番

申し訳ないのですが…そちらの犬は入った場合こちらで処分させていただきます。

はぁ!!?

冗談じゃない。

入ったら処分する?

ふざけんな。

もういいよ!!!

僕はたぴを連れまた引き返した。

少し経ちまた光があるのを発見した。

あっち行ってみよ。

着いた。

これまた森だ。でも今回は白い壁に覆われておらず、門も木で出来ている、

そしてまた門番が立っていた。

おのぉ~…?

木の門の門番

……

本を読んでいる。 こちらを向かずに話の続きを待っていた。

ここは?

木の門の門番

天国だよ。

あれ?さっきも…、

まぁいっか

僕喉が渇いて死にそうなんです。
水ってありますか…??

男の人は言った。

金色の門の門番

あぁ、いいよ。すぐそこにある井戸から汲むといい。

本から顔をあげることなく返事をしてくれた。

ありがとうこざいます!

僕達は水を飲んだり浴びたりした。 たぴは相当嬉しかったのか身をブルブル震わせ水を振り撒いた。

ありがとうこざいました!

木の門の門番

満足したかい?

はい!

あの、さっき行った所も天国だったんですけど、

天国は何個あるんですか?

木の門の門番

1つさ。

え?

じゃあさっき行った所は…

木の門の門番

あぁ…えーと、金色の門の所かい?

はい、

木の門の門番

あそこは「地獄へ行くための待合室」だよ。

地獄…?

え、まさか、

地獄が天国を名乗っているんですか?

木の門の門番

そうなるね。

本を読みながら 冷静に返答する門番。

それって…大丈夫なんですか?

木の門の門番

あぁ。構わないさ。

「どうして。」 それを言おうとして口を開けると先に門番が話した。

木の門の門番

自分ではなく他人の命を大切にできる人間かどうか分かるからね。

門番は初めて本から顔を上げ、 笑って言って見せた。

木の門の門番

君のような優しい心の持ち主は地獄ではなくこの先の天国の方がお似合いだ。
さぁ、着いてきてくれ。

END

🍓👑の息抜き物語。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

302

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚