もう大丈夫なんて言わないで

ショッピくんはなぜ

大丈夫じゃないのに

大丈夫

って言うんや？

口癖みたいにになっとんで

助けて欲しいなら

助けを求めろや

口癖のように言う

ショッピくんの“大丈夫”

本当な“大丈夫”じゃない

助けて欲しいの“大丈夫”だ

もちろん俺は知っている。

ショッピくんが無理している時も

限界してる時もショッピくんは

決まって“大丈夫”と言う

ショッピくん視点

先輩は朝から元気ですね

俺は先輩に心配させたくないから

決まってこれを言う

本当は大丈夫じゃないけど

先輩に心配かけたくないから

今日もいつものように“大丈夫”と言う

そうやっていつも暴力を振るう

俺は黙っておくしかなかった

先輩にバレないようにするだけか

精一杯だ

いじめっ子はショッピくんの顔面に殴った

これでもかってふうに殴った

やっぱり俺は何も言い返せなかった

やめて欲しいとか言えなかった

~昼~

屋上

暑いも何もイジメのキズを

隠さんといけないから

暑くてもきてないといけないしな

ちょっとめくってもいいよね

バレないように程度にめくろう

そう言ってショッピくんは

袖をちょっとめくった

めくった所に傷があるのをコネシマは見ていた

俺は思わずこういっちゃった

ショッピくんは慌ててキズを隠す

ショッピくんの方をみると

ショッピくんは泣いていた

泣きながらショッピくんは

始めて助けを求めた

ショッピくんはいじめのことを話した

それからたのしい日々を暮らしたとさ