これは運命なんかじゃない！

※キャラ変注意※ この話は本人様とは関係ありません！ 苦手さん逃げてぇぇぇ

それじゃ…

れっつごー！

初恋の人とこんなとこで再会するなんて

数秒前の僕は思ってもいなかっただろう

僕は実らない恋をしている

もう、ずっと前から

でもたまに、彼の優しさや冗談を

両想いだと勘違いしそうになる

ほら、今だって

好きです

ずっと、好きでした

ガラッ

勇気は持ってきたはずだ

死ぬ気で伝えろ

どんな答えが返ってきても…

僕は受け止める…ー

まぁ あぁなることは分かってたし

分かってた、のに…

次の日

さとみくんは学校に来なかった

＜ さとみくん 📞 ≡

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18:25

昨日

17:13

17:29

今日

20:31

20:32

20:41

20:56

その次の日も

そのまた次の日も

何か月たっても来なかった

"嫌われた"

"もう会えない"

そう悟った

それと同時にもう僕は恋なんてしない

そう心に決めた

あの日から半年が過ぎようとしていた頃

さとみくんは高校を中退した

転校したのかは分からない

僕がさとみくんの人生を狂わせた

まだ始まったばかりの高校生活を

まだこれからの人生を

全て僕が潰してしまった

そう感じた

何度後悔したって戻らない時は

いつだって僕を苦しめる

不登校気味になってしまった

僕のせいでさとみくんは中退までしたのに

僕が楽しんでいいんだろうか

心配だった

怖かった

ずっと前から相談相手になってくれていた友達が

僕を学校生活に連れ戻そうとした

「ころんのせいじゃないよ」

って信じがたい言葉を盾に

僕を地獄へと引きずり込んだ

無事高校を卒業した僕は

教育大学に入学した

教師になるという夢を追いかけた

忙しい毎日の中でも

夜になると決まって思い出すさとみくんの言葉

それでも僕は諦めなかった

ひたすらに前を向いて

一歩ずつ進んでいった

もう一生会うことはないと思っていたのに

世界は狭いなんて言うけど

いくらなんでも狭すぎる…！

あぁ神様

こんなことってありでしょうか

続く…