──約数日後── ──玄関──
紅音也
抽選で大当たりとはいかなかったが、 当たりを引いた俺は、 ネットで手続きを終えて、 何が届くのかとかを確認、 そして今日届く…という事になっていた。 (すまん、思いつかんかった。)
紅音也
今言ったのだが、 最低でも〇〇万、 使われる素材と人工知能にもよるが、 最高で【5000万】もするのだ、 だが、 一昨日ラインナップを確認した時、 そういった価格は一切表示されず、 キャラクター名と少しの情報のみだった。
紅音也
《ピンポーン!》
紅音也
俺は機械人形を運んでくれる配達員が来た事を知り、玄関の扉を開けた。
紅音也
《ガタンッ》
あの後、配達員から荷物を受け取り、 玄関からここまで持ってくるのが大変だったが、何とか運び終えた俺は、 自販機サイズの箱を目の前に
紅音也
と呟く、だって自販機サイズだぞ? ラインナップを見た感じだとそこまで多くなかったのだが、 まさかここまでとは思わなかった。
紅音也
俺は箱のガムテープをカッターで切り、 中を開けるのだが、 どうやら梱包材が中身を埋めつくしていたようで、それが重さに換算されたようだ。
紅音也
俺は先程配達員に言われた通り後ろの方のガムテープもカッターで切る事にした、 その際に梱包材が邪魔だったので外した。
紅音也
梱包材を外した事により、 俺がラインナップから選んだキャラクターが箱越しに姿を表す、 言ってしまえば箱に入っているフィギュアが巨大化した…というような感じだろうか。
紅音也
俺は箱の表に書かれた文字を朗読して、 そのVocaloidシリーズで個人的に好きなキャラクターの名前を口に出す。
紅音也
俺は箱越しに見えるVocaloid、 IAの頬あたりに手を置き、 笑みが溢れるのだった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!