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晴れ渡る春の空。
歴史ある白鷺学園(しらさぎ)の校門をくぐるのは、全国から集められた選りすぐりの精鋭たち。
その中でも、注目を浴びてる生徒がいた。
--ピンク髪のセミロング、センター分けの前髪が風に揺れる少女。
整った顔立ちに、品のある振る舞い。
制服の上からでも分かるほどのスタイルの良さ。
その名は--のあ。
彼女はこの春、白鷺学園の入試をトップの成績で突破し、新入生代表として壇上に立つことになっていた。
壇上
マイクの前に立ったのあさんが深く一礼をする。
その背筋はまっすぐで、まるで"女王"のような風格すら漂う。
N_🍪
その透き通った声が講堂に響いた瞬間--誰もが息を呑んだ。
(…綺麗…)
(…あの子が1位か…!)
(…いや…知っている。のあさんだ。俺たちの)
講堂の後ろの席では、のあさんを見つめる5人の少年たちの姿が
・堂々としていて隠しきれないカリスマ性のじゃぱぱさん
・関西弁でチャラそうに見えて、本当は誰よりも繊細なたっつんさん。
・穏やかな目元に鋭い知性を残したゆあんくん
・物静かだけど観察眼が鋭く、影で支えてくれるヒロくん
・真面目で優等生然としているが、誰よりものあさんにこだわるなおきりさん
彼らは全員、のあさんの幼なじみ。
そして、それぞれがのあさんに--特別な感情を抱いていた。
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