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曲、当ててな、

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曲、当ててな、

1 - 曲、当ててな、

♥

42

2022年06月03日

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鬱くん、あのさ、

ん?何?

鬱くん

多分さ彼女私じゃないくても

いいよね、

は?そんなわけないやろ?

2人とも、余裕なかったしね、

だから、

今もだけど、

気づけば喧嘩ばっかりしてさ、

ほんとに、ごめんね、

この事ずっと話そうと思ったんだ

私たちさ、

合わないよね、

そんなわけないやろ!

でも、2人きりしかいない

部屋でさ、鬱くんばっかり

話してたよね、

そうやけど、

じゃあね、

もし、いつか何処かで会えたら、

今日の事、笑ってくれる?

いや、

バイバイ、

待ってや!

ごめんね理由もちゃんと話せなくて、

でも、鬱くんが寝た後に泣くのは

もう、嫌なんだ、

なんで、急に、そんな、

声も、顔も、不器用なとこも、

好きやったんに、

全部、大好きなんや、

嫌いじゃないんや、

ドライフラワーみたいに、

海との日々も、きっと、

色あせてしまうんやろな、

多分鬱くんじゃなくて良かったんだ、

もう泣かされることも無い、

私ばっかりなんて言葉も、

少なくなったな、

別れるのは悲しかったけど、

時間経てば、忘れる、

多分、

急がないと、

それでな......

MOB

どうしたの?

いや、なんでも、

MOB

そっか!

MOB

いこいこ!

うん!

新しい彼女(ひと)か、

鬱くんちゃんとやれてるのかな?

あれ?通知だ、

もう顔も見たくないからさ、

変に連絡してこないでよ、

はぁ、

都合がいいのは変わってないんだね、

まぁ、無視できないから、

少しだけど、返事するんだけど、

明日も空いてないよ。

っと、

声も、顔も、不器用な所も、

多分今も、嫌いじゃない、

ドライフラワー見たく、

時間が経てば、

きっと色褪せるんだろうなこの記憶

月明かり、魔物みたい、

あれ?あぁ、きっと私、どうかしてるんだ

暗闇に色彩が浮かんでるように見える、

赤黄藍色がむねのおくで、

ずっと鬱くんの名前を呼んでる、

私は、やっぱり、鬱くんが好きなんだ

鬱くんの家まで、行かなきゃ、

早く、早く、早く!

鬱くん!

なんや、

私やっぱり鬱くんのことが好き!

ごめんな、、

俺はもう

お前の

声も顔も不器用な所も

全部大っ嫌いなんや

まだ、私の花は、枯れてない、

だから、鬱くんが、

その花を、ずっと、ずっとずっと!

抱えてよ、

無理なんや

わかった、

突然、ごめんね、

じゃぁ、

ね、

海と見るはずだった花火が、

夜の隙間を埋めてく

感傷に浸っちまうから、

Twitterは閉じた、

棚の上に置いたカメラも

今は距離を置きたいくらい

僕今日、全て失って、

1日中泣いた、

悲しそうやったな、海、

ホントの気持ちは、やっぱり

分からんけど、

海のアルバムにいる僕を全部

消したんやろ、

シャッターが落ちるみたいに、

君を切り取って恋に落ちて

心のアルバムに全部そっと溜め込んでた

だからさ、だからさ

仕草も匂いも覚えている、

シャッターを切る時間も

君に触れていれば良かった、

全ての時間を君だけに使えばよかった

この作品はいかがでしたか?

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