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赫灼の鬼子と鬼殺の娘

第1話 - 第1話赫灼の鬼子と鬼殺の娘

2024年12月15日

#二次創作

#鬼滅の刃

#鬼化炭治郎

#竈門兄妹逆転if

#禰豆子鬼殺隊

maro🌰

よくある竈門兄妹逆転パロを書きました。
これこそｎ番煎じ

maro🌰

あとただ原作の道をなぞっただけ

maro🌰

でも、まぁ、オリジナルは一応考えてるよ？

maro🌰

という訳でどうぞ〜！

禰豆子

ｻﾞｸｻﾞｸ))
お兄ちゃん！今日は私も炭売り、手伝うよ！

炭治郎

ｸﾙｯ))
え？でも今日は雪が深いし、転けて怪我でもしたら大変だよ。俺一人でも大丈夫だよ

禰豆子

もう！お兄ちゃん、また無茶しようとしてるでしょ！あの時の約束、忘れたの!?

それは、禰豆子が4歳になるちょっと前、炭治郎が5歳の頃の事

禰豆子

ﾁｸﾁｸ))

（慣れない手つきで着物を直している）

炭治郎

着物直してる…。新しいの買わなきゃ

禰豆子

大丈夫だよ、お兄ちゃん。私、この着物気に入ってるの。我儘言うのも良くないでしょ。
（微笑み）

炭治郎

（笑顔だけど、悲しい匂いがする）
そっか。
ﾊﾟﾀﾝ))
（襖を閉めて）

炭治郎

禰豆子…悲しそうな匂いしてたな…そうだ！禰豆子の誕生日が近いから、何かあげよう！

炭治郎

ねぇ、母さん。禰󠄀豆子の誕生日に何かあげようと思うんだけど、どういうのが良いかな？

葵枝

え？
（大根を切っていた手を止め）

炭治郎

禰󠄀豆子も女の子だし、本当は着物とかが良いんだろうけど…

炭治郎

禰󠄀豆子、笑顔だったけど、悲しそうな匂いがしてたし…

炭治郎

とびきり喜ぶものが良いんだ！

葵枝

そうねぇ、着物は難しいかもしれないけれど…
髪留めはどう？

葵枝

無難だけど、余った布の切れ端とか。

葵枝

きっと、炭治郎が作ったものなら、何でも喜ぶわよ

炭治郎

そっか…！俺、お裁縫頑張ってみるよ！ありがとう、母さん！

葵枝

ええ
（また大根を切り出し）

炭治郎

（余った布の切れ端…禰󠄀豆子はあの着物お気に入りだと言っていたし。着物が桃色なら髪留めも桃色の方がいいよな！）

棚を開け、幾つかの同じ色の布の切れ端を糸で縫い

炭治郎

……よし！でーきた！ふふっ、禰󠄀豆子喜ぶといいなぁ

禰󠄀豆子の誕生日当日

炭治郎

ｶﾗﾘ))
ﾋｮｺｯ))
禰󠄀豆子？今、良い？

禰豆子

ｸﾙﾘ))
？　お兄ちゃん、どうしたの？

炭治郎

ﾄﾞｷﾄﾞｷ))
ギュッ))
（前髪に髪留めを括りつけては）

炭治郎

お、お誕生日おめでとう!!
（手鏡を差し出し）

禰豆子

…！
（驚き、嬉しそうに微笑み）

禰豆子

ありがとう！お兄ちゃん！すっごく嬉しいよ！

炭治郎

えへへっ、良かったぁ

禰豆子

ｷﾞｭｯ))
ねぇ、お兄ちゃん。私と1つ、約束しない？

炭治郎

うん、なあに？

禰豆子

絶対に無茶だけは、しないで欲しいの。

禰豆子

お兄ちゃん、いつも無茶してる。
長男だからって

禰豆子

だから、自分の事も中々言い出せなかったの。
だから、約束だよ！

炭治郎

うん、分かった。約束するよ。ゆーびきーりげーんまん！

炭治郎

（そういえば、そんなこともあったなぁ）

炭治郎

大丈夫、忘れた訳じゃないよ。禰豆子も着いてきてくれるんだな。

禰豆子

ﾊﾟｯ))
うん！お兄ちゃん。今日はお召し物も少しだけだけど、売れるかなって思って。売れたら1円くらいするだろうし。
（現代で約4000円）

炭治郎

じゃあ、炭売りのついでに一緒に売ろうか。
母さん、良いよね？

葵枝

ええ。雪が降って危なくなるかもしれないから、気をつけるのよ

禰豆子

うん！じゃあ、行ってきます！

炭治郎

行ってきます！

少し、離れた所で雪合戦をしている弟達を見つけて

茂

あ、兄ちゃん！姉ちゃん！町に行くの？

禰豆子

そうよ。茂達もあんまり長いこと外に居ないのよ。風邪引かないようにね

茂

分かってるよう。いってらっしゃーい！

町まで炭治郎とたわいもないお喋りを楽しんだ

炭治郎

炭は如何ですか〜！

禰豆子

髪留めなどもありますよ〜！

町の人

まぁ、今日は炭治郎ちゃんと禰豆子ちゃんが来たのね。
どちらとも買っていくわ

禰豆子

ありがとうございます！

炭治郎

ありがとうございます！

こうして、炭と髪留めは全て売れた

帰路に着く頃にはすっかり暗くなり

禰豆子

遅くなっちゃったね。
でも、全部売れて良かった！

炭治郎

そうだな！

三郎

こら！炭治郎、禰豆子！

禰豆子

ﾋﾞｸｩ))

炭治郎

！
何ですか？

三郎

お前さんら、今から山に帰るんだろ。危ねぇからやめろ。

禰豆子

でも…お兄ちゃんも居るし

炭治郎

…

炭治郎

禰豆子
今日は三郎爺さんの所に泊まっておいで

炭治郎

兄ちゃんは大丈夫だから

炭治郎

鼻も利くし

禰豆子

で、でも

炭治郎

大丈夫。じゃあ、この耳飾りを片方、禰豆子に預けとくよ。
きっと御守りになる

禰豆子

でも、こんな大事なもの…
お父さんに大事にしとけって

炭治郎

俺が持っていて欲しい。
お願い
（ギュッと禰豆子の手に握らせ）

禰豆子

…もう…絶対無事でいてよ…
なんだかすごく、嫌な予感がするから

炭治郎

ああ！
じゃあ、三郎爺さん、禰豆子をお願いします

三郎

…おう

炭治郎は足早に家へ帰り、禰豆子は三郎爺さんの家で泊まり、一夜を過ごした

夜が明けて

三郎

気を付けてな

禰豆子

はい！ありがとうございました！

禰豆子

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ))

禰豆子

…凄く、嫌な予感がする

何とか、家に着いたが、目にしたものは…

末の弟を庇って血塗れに倒れている兄の姿だった

禰豆子

ぁああああぁああ゛ああぁあ゛

禰豆子

お兄ちゃんっ！お兄ちゃんっ！ねぇ、何か言ってよ！ねぇ！

炭治郎

…

そして、家の中を見れば、目に光のない弟や事切れた母、妹

禰豆子

…っ！
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ))

家族の体は冷たかったが、唯一、兄だけは何とか温もりがあった

兄を背負って、山を駆け下りる禰豆子

禰豆子

（お兄ちゃんだけは何とか温もりが有る。
お医者様に見せればまだ助かるかもしれない）

禰豆子

（なんでこんなことになったの？なんであの時、一緒に帰らなかったの？なんで、なんで…！）

炭治郎

うぅ…うぅ

禰豆子

…！

炭治郎

ｸﾞｫｫｫｫｫｫ!!!

禰豆子

…！？

禰豆子

（しまった、滑って…落ちちゃう！）

禰豆子

キャァァァァァ!!!

ボスンッ

禰豆子

はぁ…はぁ…
（助かった、雪で…何とか）

禰豆子

お兄ちゃん！

炭治郎

…

禰豆子

歩かなくて良いわ！私が背負って運ぶから！

禰豆子

お兄ちゃん！

炭治郎

っ！
（睨み）
ｸﾞｧｧｧｳ！

禰豆子

…っ！
（護身用に持ってた斧…これで）

ガチンッ

炭治郎

うぅううう゛うぅう゛ぅう

禰豆子

（これは鬼だわ…お婆ちゃんが言ってた、鬼…）

禰豆子

（でも、お兄ちゃんは人間よ！私が産まれた時から！）

禰豆子

（でも、気配が違う）

禰豆子

お兄ちゃん、ごめんね、助けられなくて…

禰豆子

あの時、一緒に帰ってたら良かったのに…

炭治郎

ぅぅううぅう゛ううぅう゛ぅ

禰豆子

お兄ちゃん、負けないで！

禰豆子

お兄ちゃん！！

炭治郎

…っ！

禰豆子

『お兄ちゃん！』

炭治郎

禰豆子…なんで泣いてるんだ？

禰豆子

『鬼にならないで、お兄ちゃん…お願い』

炭治郎

お、に…？

炭治郎

そうか…思い出した…俺は…男の人に…傷を付けられて…それから…

炭治郎

…！
禰豆子を…喰らおうとしたんだ…

禰豆子

『お兄ちゃん、負けないで』

炭治郎

そうだ…こんな、鬼の血に負けちゃ行けない…

炭治郎

俺は長男だ…
家族を守れなかった…

炭治郎

だからせめて…禰豆子だけは、守らないと…

炭治郎

…

禰豆子

お兄ちゃん…？

炭治郎

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ))
ｷﾞｭｯ))

禰豆子

ヒュンッ

禰豆子

お兄ちゃん！危ない！

炭治郎

…！？

maro🌰

長くなりそうなんで、いったん締めます。
よくあるよね…こういう展開。

maro🌰

えっと…個人的に禰豆子ちゃんはしのぶさんの継子になって欲しいので、しのぶさん乱入します！

maro🌰

じゃあね！

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