コンタミ
生まれは海のど真ん中
陸から遠く離れた深海
人間に見つかることはほとんどないような俺たちにとって数少ない安心極まりない場所
全ての海の流れを感知し違いがあれば逃げることが出来る俺らでも安心は欲しいものでそこが固定隣り始めていた頃に俺はうまれた。
種族は人魚と言われるような種族であり人間が見れば研究したくなるような生命体
俺が興味を持ち始めたのはそうだな、たしか
生まれてから約5年、言語がハッキリとするようになり、考えがまとまるようになってきた頃だ。
上から何か大きいものが降ってきた
コンタミ
コンタミ
コンタミ
そんなふうにはしゃぐ俺を鷲掴みにしてそそくさと逃げる母
コンタミ
母
コンタミ
コンタミ
母
母
母
母
コンタミ
素直で何も分からない純粋な子供
まだ可愛かったであろう頃
この歳ではまだ判別ができなかった
どういうことなのか
ただもう数年もあれば経験と学びの知識で理解してくるもの
ただ俺は異端でそれに興味をもった
コンタミ
コンタミ
コンタミ
15になる頃にはこちらに来る地上のものはほとんど把握した。
コンタミ
コンタミ
コンタミ
コンタミ
コンタミ
かなり頭はいいと思う
ただ興味があるが故に地上を知りたくなった
ただ地上には上がることが出来ない
というか水面に近ずくことすらも許されないのだ
母
コンタミ
コンタミ
コンタミ
コンタミ
神のお告げというものがあった
祈りはそれを銅像を囲み復唱する
ただ毎日決まった時間にあるとなると自分の時間が削られることもありあまり好きではない
祈りの時間
考え事をしていると思いついた
コンタミ
コンタミ
考えがまとまれば行動に移してしまうしか無かった
あのころの俺は好奇心の塊だからね
母
コンタミ
コンタミ
コンタミ
コンタミ
母
母
コンタミ
コンタミ
コンタミ
上に上がる
俺らのいたところには無い光
太陽の光
初めてみる波の動き
目に映る全てが煌びやかに見えた
コンタミ
コンタミ
コンタミ
コンタミ
止まらない好奇心と行動力
同族の心配なんてせず行動に移す
明日はここを出る
そう決心し水から顔を出す
コンタミ
コンタミ
最初は息の仕方が分からなくなった
だが直ぐに体が適応する
そうすれば始めてみる水平線や太陽、波の流れ水面を反射する太陽光
全てが俺を掻き立てる材料となった
コンタミ
コンタミ
そう思いながら少し堪能して帰る
バレはしなかったが一緒にいるだけで血を吐きそうなくらい緊張した
それでも明日、明後日、そんな地上を想像しながらココロを休ませる
全てを捨てても自分の好奇心は止められなかった
それが禁忌とも知らずに
コメント
2件
神作すぎるぅぅ!🥹🫶🏻️💓続き楽しみ!