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シアル
zm
欠伸をしながら挨拶をしたからか、疑いの目を向けてくる幼馴染のゾム。
シアル
zm
「俺、シアと一緒に登校できるの楽しみにしとるんやで?」
なんてニカッと笑いながら言われてしまえば、夜更かしをする気になんてなれない。
シアル
そう返せば照れくさそうに笑う彼。
zm
シアル
朝は嫌いだけれど、彼と2人ならそれも悪くない。
zm
悪いことを企む時と同じ声色でコソコソと話しかけてくるゾム。
シアル
zm
2人で悪巧みする時間ももちろん大好きだ。
私の手を掴み、走り出す彼の背中はいつ見ても追いかけたくなる。
zm
シアル
ゾムの提案で、私たちは近くのカフェで甘いパン1つと冷たいドリンクを飲んで時間を潰すことにした。
まだ早朝だから人はほとんど居なくて、店内はほぼ貸切のようなもの。
久しぶりに2人きりの落ち着いた場所で話した気がして、とても心地いい感覚に陥る。
もっと、もっと彼との幸せな夢が見たい。
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