仮面の殺し屋

倉庫の中

拳銃を構えたダイヤの前に現れた者

それは見覚えがある男の背中だった

黒いシルクハット、赤いスーツ姿 黒い革靴、赤いハートのピアスをつけていた 赤と黒のマスカレードの仮面をつけた

ハートの強い言葉にダイヤは驚いた

そう言ったダイヤは倉庫の奥まで走って行った

タッタッタッ

誘拐犯はダイヤを追いかけようと 向かおうとした

シュッ

後ろにから剣を誘拐犯の首近く 構えた

鉄バットを振りかぶった

倉庫の奥 地下１階

目が覚めると狭い空間 窓は固く閉めてあり 匂いはキツかった

周りはゴミだらけ 分からないものだらけ

目が覚めると、美容師のＣが 近くにいた

何かを察した亜夜は立ち上がった

タッタッタッ!!

部屋の奥から走ってくる音が2人には聞こえた

誘拐犯だと思った2人 すると、亜夜は近くにあったパイプを持った

ガシッ

タッタッタッ

亜夜はパイプを振りかぶった

ブン！

女性の様な声が聞こえた それは2人には聞き覚えがある

目を瞑ったまま パイプを振り回し

ブンブン!!

目を開けると、黒髪のポニーテールにオレンジのチャック模様リボン 薄いブラウンのチャック、黒い長ズボンと黒いキューバン

ダイヤは鈴瀬愛菜となり亜夜達の前に現れた

ハートの事は内緒にしたダイヤ おかしな事を話したら、勘づかれてしまうと思ったから

ダイヤと亜夜達は裏口から逃げた

タッタッタッ

倉庫の地下 階段

パイプをずっと握りしめ 涙が出てきた亜夜

その様子を見たダイヤは 少しほっとした

安心した赤村はうきうきした顔だった

先頭がダイヤ、その後ろが亜夜と赤村だった