TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

中原中也

ご馳走様でした…

香檸〇〇

お粗末様でした

其の後出された食事は鮭に味噌汁に白米という和食。

三葉のお浸しにテンションが上がりつつ完食する。

食べ終わって皿を片した後も、軽く談笑していた。

中原中也

( ってか男を簡単に家に上げるとか… )

中原中也

( 危機感なさすぎるよな? )

香檸〇〇

?、如何したの中也君

中原中也

あ、いや…

簡単に家に男を上げるなんて普通は無い。

という事は期待して良いのだろうか?

〇〇さんは俺に心を許してる…?

思春期真っ只中の男子だ。そんな風に考えてしまう。

中原中也

〇〇さんって彼氏とか…

中原中也

( 俺何云って… )

居なければ中也にもチャンスがあるという意味だが。

逆を云えば居たら彼女への此の気持ちはどうすれば…

香檸〇〇

急に如何したの?笑

香檸〇〇

まあ私も年頃の女子だからね…

香檸〇〇

居る事は居る…よ

中原中也

ッ、!

( ほら、やっぱり。)

家に上げて貰った程度で浮かれていた自分が厭になった。

俯いた中也はゆっくり席を立ち、

モヤモヤする気持ちを必死に抑えて声をかけた。

中原中也

夕飯ありがとうございました

香檸〇〇

え、中也君?

中原中也

…お邪魔しました

困惑する〇〇の相手をしてやる余裕は無い。

中原中也

( 何だ、意識されてなかっただけじゃねぇか )

足早に靴を履いて家を出ると、自嘲する様に笑った。

loading

この作品はいかがでしたか?

820

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚