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彩
ん・・・
彩
あ、れ？ここは・・・？
晴琉
っ・・・！？
晴琉
彩！
晴琉
大丈夫か？！どこか具合悪くないか？！
彩
あ、晴琉くん・・・
彩
大丈夫だよ
彩
ずっとここにいてくれたの？
晴琉
ああ
彩
そっか、ごめんね・・・
晴琉
俺は大丈夫だから
瑠璃
ちょっと圭太！どきなさいよ！(ドアの前で)
圭太
なんで！僕が先に入るの！(同じく)
晴琉
うるせーな、同時に入ってくればいいだろ
瑠璃、圭太
たしかに
瑠璃
彩ー！大丈夫？！
圭太
彩ちゃん体調は？！
彩
あはは、二人とも大丈夫だよ
晴琉
さっき説明しそびれたけど
晴琉
ここは病院
晴琉
彩は急に体調が悪くなって、屋上で倒れたんだ
彩
え・・・
晴琉
でも、俺らがいたから・・・なんとか大丈夫だったみたい
彩
そっか、みんなありがとう
瑠璃
ううん！
圭太
大丈夫！
晴琉
彩が一番大切だから、大丈夫
彩
・・・///
瑠璃
もー！晴琉！急にそんなこと言ったら彩困っちゃうでしょ？！
晴琉
あー、つい
圭太
まぁ、なんとか無事で良かったよ・・・
彩
うん！
瑠璃、圭太
・・・
瑠璃
(あの時、絶対晴琉おかしかった。尋常じゃない息してた・・・あれは彩がたおれたからじゃない。今は回復してるみたいだけど・・・)
圭太
(晴琉はいつ彩ちゃんに言うつもりなんだろ・・・だって晴琉は・・・っ)
瑠璃、圭太
ごめん、今日はもう帰るね
彩
うん、今日はほんとにありがとう！
瑠璃、圭太
うん・・・
晴琉
じゃーな
瑠璃
・・・
圭太
・・・
瑠璃
ねぇ、圭太
瑠璃
晴琉、絶対に無理してる
圭太
うん・・・でも晴琉は彩ちゃんだけしか視界に入ってない。自分の事なんて・・・
瑠璃
・・・っ
瑠璃
やっぱり、彩に言った方が・・・
圭太
だめだよ、絶対にだめ
瑠璃
でも・・・・っ
瑠璃
このままじゃ、晴琉が・・・っ
圭太
そうだね、いつ倒れてもおかしくない
圭太
でも、彩ちゃんに言うのは僕たちじゃないでしょ？
圭太
もし言ったとしよう。そのとき晴琉は？どんな気持ちになると思う？
瑠璃
それは・・・
圭太
瑠璃ちゃんは優しいね
圭太
でも、こればかりは
圭太
瑠璃ちゃんなら、わかるよね？
瑠璃
だって・・・っ！もう、晴琉の病気は・・・っ！
圭太
・・・
拡張型心筋症
圭太
もう、僕たちは見守るしかないんだよ
圭太
だって、彩ちゃんだって心臓の病だよ？
瑠璃
・・・っ
圭太
大丈夫
圭太
二人でサポートしていこう？
瑠璃
うん・・・
瑠璃
彩の病気も・・・
先天性心疾患
圭太
・・・瑠璃ちゃん、また明日
瑠璃
うん・・・
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