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登山にやって来た俺と妻だったが登っている最中に落石により妻が頭部に怪我を負ってしまった。
普段ならば繋がるはずのスマホも何故か圏外。周りには不自然な程人が居ない。
夫
夫
数百m程度先に山小屋のような建物が見えた。地図にはこんなところに山小屋があるなんて書いて無かったが...?
夫
夫
俺は山小屋の様な建物の扉を叩き、一生懸命に声を出した。
すると
ガラッ
女性
中から5、60代と思われる女性が出て来た。
夫
女性
そういうと女性は数十秒程度妻をジロジロと見て言った。
女性
夫
夫
女性
夫
女性は不吉に笑い言葉を続ける
女性
夫
女性
夫
俺は目隠しを着けて考えた。 何が一番大切な物なのか。
何年も働いてやっと手に入れた夢のマイホームか? それとも愛車か? それとも...
考えても考えても答えは出ないまま数分が過ぎると
女性
夫
女性
女性
女性
夫
そう言いかけた所で強烈な眠気に襲われてしまい意識が遠のいた。
そして目が覚めると...
夫
女性
この天井。 この敷き布団。 まず間違いなくここは我が家だ。 だが何だこの気持ちは。 俺は何か大切なことを失っている様な...?
女性
夫
不思議な感覚に襲われながらも妻の作ってくれた料理に手をつける。
一口食べた所で感じる気持ち悪い食感。 ねちっこい油。 とても不快な味。 だが同時にすごく美味しいと思ってしまう自分もいる。 何だこの食べ物は!?
文句の一つくらい言ってやろうと妻の顔を見ようとした直後口内に料理の味が蘇る。
夫
思わず妻の顔を見る。 そして思い出した。
夫
女性