ミズキ
エナまだかな…
エナ
おまたせ~
ミズキ
エナ!✨
エナ
ほら、ミズキが喜びそうな花摘んでたら遅くなっちゃった
ミズキ
わ?!ずいぶん摘んだんだね…
エナ
う、うるさいわね!///
ミズキ
…エナってツンデレだよね
エナ
はぁ?!
ミズキ
あははっw
???
…
ミズキ
じゃーね!また明日!
エナ
あ…ミズキ、ちょっと
ミズキ
…でも、エナは…?
エナ
大丈夫、信じて
ミズキ
…分かった、やってみる!
エナ
うん
エナ
じゃあね
ミズキ
ばいばい!
ミズキ
ソーー…
ミズキ
(よし、大丈夫)
ミズキ
…大丈夫かな、エナ…
???
仕掛けるならそろそろか…?
???
(…ミズキがあんな顔をするとはな)
エナ
ちょっと、アンタ
???
?!
エナ
ミズキのことコソコソ付け回して…何のつもり?
???
これはこれは…ミズキ様のご友人ですね
???
いや…”友人”という表現はそぐわないかな?
エナ
…独り言はいいから答えなさい
???
付け回すなんて表現はやめて頂きたい
???
僕は彼女の執事なのですから
エナ
!(こいつ…宮廷の人間だったのね)
???
では、失礼します
エナ
私に何もしないの?
エナ
大事な主人が魔族とつるんでるのに
???
ご心配なくニコッ
エナ
なんなの、アイツ…
ガチャッ
???
只今戻りました
ミズキ
あ、ルイお帰り
ルイ
ニコッ
ルイ
時にミズキ様
ミズキ
2人なんだからミズキでいいよ 笑
ルイ
ではミズキ…
ルイ
”新しいお友達”ができたようじゃないか
ミズキ
ビクッ
ルイ
今日偶然外を散歩しているミズキを見かけてね
ルイ
そうしたら――
ミズキ
待って、!
ミズキ
勝手に外に出たことは謝るから…
ミズキ
友達の事は屋敷の人に言わないで!
ルイ
何故?
ルイ
危険な友達なのかい?
ルイ
例えば…そうだな
魔族
ルイ
とか、
ミズキ
ッ――
ミズキ
(まさかエナ、本当に…?)
ルイ
…お嬢様
ルイ
貴方がすることに口出しするつもりはありません
ルイ
ですが――
お 父 様 を 失 望 さ せ る よ う な こ と は し な い で く だ さ い
ミズキ
…類までそんな事言うんだ ボソッ
ルイ
では ニコッ
バタン
この屋敷の人間は腐ってる
本を信じて
現実を信じようとしない
ルイは
味方だと思ってたのに――
ミズキ
此処にいる理由、無くなっちゃった、笑
ミズキ
(もう出ていこう)
ミズキ
確か遠出用のマントとランプがどこかに――
ミズキ
あった
ミズキ
今夜、出ていこう
ミズキ
もう…全部…
無くなっちゃえばいいのに
この時、ボクは気づかなかった
自分に角が生えたことに
ミズキ
凄い雪だな…
ルイ
ミズキ
ミズキ
ッ、?!
ミズキ
な、んで…
ルイ
僕は君の執事だ
ルイ
考えていることはだいたいわかる
ルイ
…それより
君も魔族になってしまったのか
ミズキ
…へ?
ルイ
…残念だ
ミズキ
(本当だ、角が生えてる)
不思議と同様はしていなかった
ルイ
君を連れて帰る約束になっている
ルイ
大人しくついてきてくれると助かるんだが――
ミズキ
帰らないよ
ミズキ
ボクはボクが好きなように生きるから
ルイ
…そうか
キィンッ
ミズキ
ッ――?!
全身に激痛が走った
すごいな、角にも痛覚があるのか
…そうじゃなくて
ボク、ルイに攻撃されたんだ?
信じてたのに――
プ ツ ン
ミズキ
――ふふっ
ルイ
(角は弱点ではないのか)
ルイ
…!
w i s s e n
ルイ
(詠唱?!)
ルイ
準魔族になったんじゃない…
ルイ
魔族への覚醒――――
ドーーーンッ!!
ミズキ
…Tot ziens(さようなら)
Next.♡500







