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お前のいいなり

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お前のいいなり

7 - お前のいいなり

♥

1,110

2024年10月06日

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お前のいいなり

第7話

ムクッ

蜂楽

おはよ!潔♪

おはよう

蜂楽

はい、着替え

蜂楽

今日も頑張ってきてね!

あぁニコッ

癒しだ

ほんとに蜂楽といるときだけは こんな自分でも好きになれる

それはきっと蜂楽が本当に 俺を好いてくれてるのを感じるからだ

凛といるときは何も感じない

なんなら嫌われると 思うことだってある。

蜂楽、朝ごはん何食べたい?

取ってくるぞ?

蜂楽

あー💭

コンコン

、、、!?

誰だ!?

メイドか!?こんな時間に?

隠れろッッコソッ

蜂楽

コクッッ

はーい?

ガチャ

凛!?!?

おはよう

お、、、はよう

ど、どうかしたの?

なんで凛が、?

俺の部屋に何で? こんな時間に何で?

出かけるぞ潔

はやく準備しろ

え、、、

どこに?

街だ

はやくしろ

、、、わかった

フードを被れ

すぐ妃だってバレるぞ

あ、あぁバサッ

でも何で凛街に?

おい、俺の名前を出すな

王子が街にいることなんてバレたら大ごとになる

、、、悪い

前にも言ったろ?外で名前を呼ぶときはイトと呼べって

、、、

そんなん覚えてない

もう何年も前の話だろ?

街に来たのだって4、5年ぶりだ

、、、フイッ

凛はそっぽ向いて ずっと黙っていた

何しにきたのかなんて 見当がつかないが

俺と出かけたいからという 理由だけはないのが確定している

イト、そろそろ話せよ

なんで連れてきた?

世話になっている昔からの師匠がお前を連れてこいと。

、、、ッッ

やっぱりそうか

、、、プイッ

溢れそうになる 涙を必死にこらえて上を向いた

あぁ

今日ってこんなに 曇ってたんだ

士道

世一!

え?

この声は、、、

士道

世一!また会えた!

士道!街に住んでたのか!

士道

あぁ

おい潔パシッ

下民となんか話すな。

行くぞグイッ

、、、ッおい、りッイト!

士道

、、、ふーん

またな!士道ぉッ!

、、、スタスタ

、、、イト!!離せッパシッ

、、、

自分で歩ける、、、プイッ

これ以上他の奴と関わるな。

なんで?

、、、は?

じゃあ凛もミクさんと関わらないでよ

、、、ッ

それとこれは違うだろ?

なにがだよッッ!?グスッ

関わるなって言うなら!

凛も俺だけに尽くしてよ、、、?

俺の身にもなれよ、、、ッッ

お前は俺の妃だぞ?

わがまま言うな。

、、、ッッ

凛にとって俺は ただの政略結婚相手なのかよ

俺はダメで 凛はいい。

俺は妃で凛は王子だから 当たり前。

、、、

、、、スタスタ

このままこの冷たい背中を 追わなくても

凛は気づかないんだろうか

失礼する

師匠

よく来たな

あぁ

元気だったか?

師匠

うむ、凛も立派になったな

、、、いやいや

ほら潔、挨拶しろ

お世話になっております

凛の妃の潔世一です

お見知り置きを。

師匠

おお、聞いていた通りじゃな

師匠

誠実で可愛らしい

え、凛がそう言ったんですか?

もういいだろ。

師匠

照れるな、凛よ笑

、、、!

嬉しい

凛が俺のことを 可愛らしいって?

ずいぶん前の話だ

師匠

今も変わらないじゃろう?

、、、はは

違いますよ師匠様

俺もう可愛らしくなんかないです笑

きっと憎たらしくて、、、

凛に嫌われてる

、、、

自分で言った冗談のはずが 事実にしか聞こえない

師匠

ありゃ、うちの嫁もそうじゃったな

師匠

昔は可愛いらしかったなぁ

、、、

師匠は奥さんのこと好きですか?

師匠

当たり前じゃよ

師匠

憎たらしくても可愛いんじゃ

、、、

潔、口を慎め

お前は妃だろ?

人様といるときは大人しくしてろ

あ、、、ごめんなさい

お城じゃないから油断してしまった

礼儀は王族の基本なのに

すみません、お師匠様

師匠

別にいいんじゃよー

師匠

凛も師匠に対してタメ語だし

師匠

礼儀なんか忘れたわ

ありがとうございますニコッ

師匠

そうじゃ!夜飯食べていきなさい

悪いが会食があるから帰らなくてはならない

師匠

そうか、、、残念じゃな

師匠

そうだ

師匠

潔さんだけでもどうかね?

え、俺!?

ダメだ潔を1人にはされられない

なんで、?

師匠

そうか、、、

師匠

じゃあまた機会が会ったらだな

夕方まで居れるから話聞かせてくれ

師匠

わはは!いいぞ!

師匠

それては聞かせてやろう

、、、

師匠様は物語を語り出した

それに静かに耳を傾ける凛

俺も同様に耳を傾けて 話を聞いた

師匠

おしまい。

もう夕方か

こんなに夢中になって 物語を聞いたのなんて初めてだ

師匠

はは笑もう帰りなさい

あぁそうする

師匠

これ、お土産

ありがとうございますニコッ

師匠

凛をよろしくな

、、、はい!

お師匠様もお身体に気をつけて

師匠

ああ!

素敵な人だったな

あぁ、とても世話になった

そうなんだ

っふ笑久しぶりに2人きりだな

あぁ

あの、、、さ、

朝、きついこと言ってごめんな

少しでも凛に思われていると分かって 調子に乗ってしまった

別に、、、フイッ

、、、イトってやっぱ、、、

ん?

「俺よりミクさんがいい?」

そう聞きたいが 怖くてできない

返事はもう分かってるから。

てか、何弱気になってんだ

くだらない

あ!イト!

ちょっと来てグイッ

このペンダント、、、ほしい

わがまま言ってごめん

、、、構わない

どの色がいいんだ?

このターコイズブルーがいいな

、、、!

ほら、凛の瞳と同じ色で綺麗

、、、それにするか

名前、、、気をつけろ

ごめん、りッじゃなくてイト

あの、、、さイト///

なんだ?

お揃いで欲しい、、、

だから、イトの分も買ってくれないか?

、、、俺の分も?

あぁ、嫌か?

、、、いや、

じゃあ俺はこの澄んだ青色にする

それ、、、ッ

、、、ふっ笑

潔の瞳にそっくりだ

、、、///

胸があつい

凛が笑うのなんて久しぶりだ

期待しちゃダメだ

ダメなのに!!

潔、買ってきたぞ

ほら、カチャ

凛は俺の首にターコイズブルーの ペンダントをかけた

凛、俺もかけてやる

ん、

カチャ

俺は凛の首に澄んだ青色の ペンダントをかけた

似合ってるよ凛

、、、ん

潔もな

、、、ッ///

薄っぺらい褒め言葉かもしれない

でも

今の俺は嬉しかった

この作品はいかがでしたか?

1,110

コメント

2

ユーザー

凄い話が好きです!😭✨️ 続きも楽しみにしてます🥰💕これからも頑張って下さい!!

ユーザー

ウワァァァア‼️‼️‼️続きだぁぁぁぁあ‼️‼️嬉しい😭ほんとにほんとに大好きで‼️凛ちゃんどっちなんだ、好きなのか?嫌いなのか?う~ん、、無理しないで頑張ってください‼️

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