ユータ
モミさんって、甘いものとか食べているところを見たことがないんだよね
ユータ
あんまり好きじゃない?
モミ
そんなことはありませんよ
ユータ
そう?
ユータ
普通はクレープとか食べるんじゃないの?
モミ
普通はそうかもしれません
モミ
甘いものは人並みに好きですけれどね
ユータ
どうして食べないの?
モミ
一言で言えば、糖分が多すぎるから
ユータ
太ってしまう?
モミ
そうですし、血糖値が上がりすぎて眠くなる
モミ
健康にも良くない
モミ
トータルで悪影響が大きいと判断しています
ユータ
それで食べたい気持ちが抑えられる?
モミ
私は抑えられます
ユータ
どうやって抑えるの?
モミ
食べたことによる悪影響を想像する
モミ
食べたときのことを思い出して、満足する
モミ
料金の費用対効果を考える、などですかね
ユータ
うわぁ
モミ
一度は食べたことがありますからね
モミ
そう何度も食べるほどの価値はありませんよ
ユータ
なんていうか
モミ
なんでしょう?
ユータ
年寄りくさいね
モミ
大人びていると言って下さい
ユータ
それで甘いものは食べたりしないの?
モミ
食べますよ
モミ
ですが、少量で充分です
モミ
例えば、宿題をやった報酬でチョコレートを食べたりしますね
ユータ
へぇ、糖分は多くないの?
モミ
カカオ含有量が多いものを食べます
ユータ
うわぁ、あれ苦いんだよな
モミ
慣れれば甘さを感じられます
モミ
逆に普通のものは甘すぎて、食べられません
ユータ
修行僧みたい
モミ
コスト・パフォーマンスが良いと言って下さい
ユータ
ものは言い様だね
モミ
ネガティヴな表現をする必要はありませんから
モミ
多少我慢してから報酬を得る喜びは、何ものにも代え難いものですよ
ユータ
心理的な満足があるわけだ
モミ
その通りです







