パチ
ここは何処なのだろうか? みた感じは教室だがあまり記憶にない
そしてもちろん俺はこの夕日がとても似合うコイツのことも知らない
彼のいい加減な態度に少しイラついたがなんだがそれが彼らしいと思ってしまった
もう一度言うが俺は彼のことを全く知らない。いわば他人だなのにコイツはニコニコと俺の手を取って笑いかけている
そう言う彼の顔はこちらを憐んでいる様にも焦っている様にも見えた
彼を見ているといきなり手を引いて教室の扉に向かって歩き始めた
彼は俺の否定する言葉に耳を傾けず一方的に笑って教室の外から俺をだした
一度外に出て仕舞えば何故あそこから出れないと思っていたのか不思議の感じの枠だけが残った
彼は屈託のない笑顔でまた俺を先導し歩き始めた
コイツも学校を回って気づいたことがある
それは俺たち二人以外の人間がいないと言うことだ
職員室に入った時も、保健室を覗いた時も教室を回った時も誰一人としていなかった
そうしてもう一つ気づいたことといえば俺とコイツはどうやら相当深い中だったらしく俺の知らないさまざまな記憶をベラベラと話してくる
コメント
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最近投稿がゆっくりになったのはこの物語に浮気してたからです BRAINって曲聴いてたら頭に浮かんで来ちゃったんだもんっ やりたくなっちゃったんだもん