アユ
アユ
あてんしょん 青黒 ちょっとしたすれ違い 駄文 人物の行動、場面、全てがジェットコースター
アユ
アユ
アユ
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side.Y
一日の初めを幸せに過ごすための準備をする朝7時
昔なら自身の心は彼のことでいっぱいで幸せだった
今でもそうあって欲しかった
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心にずんと居座る蟠りを自覚すればするほど頭をとある言葉が支配する
青組結婚かあ、
俺も、彼も大事にしているリスナーさんのコメントやメンバーの発言
冗談で言っているなんてわかっている
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どうしても思ってしまうのだ
昔から自身のリスナーを公言しており、最近では同棲も始めた彼が、大好きな彼が
水色のあいつ、ほとけを好いていたら…、俺のこといらんと思っていたら…
そう思うのには訳がある
あいつは最近ほとけと距離が近い ライブツアーでの移動も、ホテルでの配信の時も
気づいたらあいつはほとけの隣にいた
じゃあほんとに…
気づけば俺の頭の中はその事で頭がいっぱいになっていた
そんな俺を現実に戻したのは彼が起きようとすることを知らせるアラームの音だった
朝ご飯を済ませ彼を見送る
彼は今日も普段と変わらずにこにこだったがやはりさっきのことが引っかかる
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大好きな人の幸せが1番のはずなのに
昔からそうだったはずなのに
どうしてこうも心が痛いのだろう
その日から俺はまろに奥手になってしまった
抱きつきに行くことは愚か、"好き"という言葉さえも発して良いものか葛藤するようになった
まろは優しいからきっと俺が好きと言ったら好きと返してくれる 本当はあいつに言わなきゃいけないのに
まだ証拠もないのにこうやって決めつけるのは昔からの悪い癖だが心の中のもやもやは塵のように溜まっていくばかり
しかしどうすることも出来ずにただ月日だけが流れていった
とある日、俺は普段と同じようにまろと話していた
その時
ぴこん
無機質な音が部屋に響いた
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社会人で社畜の彼にはこんなことはよくある、今回も仕事の電話だろうと思いスルーしようとした
が、出来なかった
衝撃的な言葉が飛んできたのだ
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そう、ほとけ
普段のまろなら嫌悪感をむき出しにする彼への態度が、
声が、優しい気がして
その時明らかに自分の心に針が刺さったような感覚がした
side.I
俺には最近悩みがある
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その悩みの種は俺の彼女兼彼氏兼推し兼平和の象徴である悠佑なのだが
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そう、何か最近冷たいのだ
はなから見れば母性溢れる彼女が彼氏に少し冷たくも鼓舞をかけている、そんな場面に見えるだろう
普段の彼のままならきっとその通りだ
やけど違うんや!!!!!
あにきは、悠佑は、俺と一緒の時は可愛い顔してお願いしてきたり、甘えたりすんねん!!
、、、
少々取り乱してしまったがとにかく普段の彼は甘えたなのだ、だからこそ冷たくされる理由がわからない
何か気に障ることでもしただろうか
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彼に催促されたことをすれば元に戻ってくれるかな、なんて淡い期待を抱きながら今すべきことをすることにした
side.Y
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今日は土曜だというのにメンバーほとんどが収録や録音
俺だけが完全にやることがない
とは言っても個人的な歌みたを録るという仕事はあるのだが
何故か体に力が入らない
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どうしたなんて言っても理由はわかりきっている
あいつらが2人で収録なのだ
本音を言うと収録について行きたかった。 することがなく暇だったし何より自分が彼を避けている事実がもどかしくてどうにかしたかったから
あの二人がなにかあったのなら俺はまろから離れるし何も無いのなら今までの事を謝ってまた普段通りに過ごそう、そう思っていた
思っていたのに彼から投げられてきた言葉は
あーごめん今日は無理やわ
思ってもいなかった回答に俺は酷く驚き体から力が抜けた
あいつがあんなこと言うなんて、 俺の事が嫌いになったんか?、 やっぱりあいつのことが、
なんてメンヘラチックなこと考えたくもないのに考えてしまう ただ恥ずかしかっただけかもしれないし2人とスタッフさんだけしか入れない所だったのかもしれないのに
早く帰って来て欲しいのに帰って来て欲しくない
そんな矛盾を抱えながらチクタクと時計から奏でられる音に耳をかたむけた
side.I
帰り道を急ぐ
今日こそは普通の夜を過ごしたいから、 今日こそは彼と話したいから、
今日こそは泣きそうな彼を抱きしめたいから
結局俺がしたことの中で彼を不快にさせるようなことなんて考えてもでてこなかった
だから今日は聞くんだ
何がダメだったのか 何をしてほしいのか 俺のことはまだ好きか
沢山聞いていつもの日常に戻るんだ
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ガチャと音を立てると同時に叫んだ
だが彼からの返事はない
お昼寝でもしているのだろうかと思いリビングに足を踏み入れる
彼は寝ていた
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寝ていたのだが頬にうっすらと光る筋がある
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それの正体を理解した瞬間俺の体はあにきに、悠佑に引き寄せられるように動いた
小さくとも筋肉質な体を抱きしめる 強すぎるくらいに抱きしめる
あにきが泣くなんてそうそうない なにかを我慢して、我慢して、その限界が訪れた時 そんな時にしか泣かない
だからこそそんなになるまで相談もせずに我慢していたあにきにも、それを気づけなかった自分自身にも苛立って仕方がなかった
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思ったより強かったのか苦しそうな声が聞こえた
あにきを抱きしめる腕を少し緩めて俺は言葉を紡いだ
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あれだけ自分に苛立っていたくせに出てきた言葉はごめんの3文字 自分自身に呆れるしあにきも驚いた表情をしている
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でも俺の口は止まらない
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言いにくそうに、苦しそうに悠佑はぽつ、ぽつ、と言葉を続けた
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言い終わる頃にはたくさんの涙を袋にためていて いてもたってもいられなくなった
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俺が言い終わると同時に悠佑はなにかがぷつんと切れたようにボロボロと涙をこぼしはじめた
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綺麗な瞳から溢れる涙も彼の色んな気持ちも全て受け止めるようにもう一度強く抱きしめる
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ずーっと1番だよ
コメント
6件
うわぁっ...、好きですぅっ..( ;꒳; ) よくコメントとかで青組とうとう結婚だぁ〜!!とか、メンバーが青組はどっちが奥さんになるの?wとか言ってるの見るとん〜...ってなるんですよね...私がつべこべ言えることじゃないのに...そう思うと私ってやっぱりめんどくさいのかななんて思っちゃうんですよね..w 長くなっちゃったけど最高でしたっ!投稿ありがとうございましたっ!!
あっ…好きです😇