五条さんかと思い顔を上げると、そこには金髪の男が立っていた。
男
こ、これが俗に言う“ナンパ”ってやつですか???
どどどどうしよう…こういう時ってどうすればいいの、?
お出かけなんて滅多に行かないし、行っても母や友達といつも一緒な私には難易度高すぎるよ…。
一宮紅葉
男
一宮紅葉
男
一宮紅葉
怖くなってだんだん声が小さくなっていく。
気づかないうちに落ちていた視線が相手の近づいてきた足をとらえる。
怖い、怖い、怖い、誰か助けて…
五条悟
一宮紅葉
甘くて、優しくて、ちょっと色気があって、それでいて不機嫌な重々しい低い声。
ああ、五条さんの声だ。
五条悟
『五条さんって、余裕なくなると一人称俺になるんだな』とか、『本当は口悪いんだな』とか、
『ちょっと、カッコイイな』とか。
五条悟
一宮紅葉
五条悟
一宮紅葉
五条さんは壊れ物でも扱うかのように触れ、私の無事がわかった途端、体が壊れてしまいそうなくらい抱きしめた。
一宮紅葉
刹那、唇同士が触れた、と思ったら唇をこじ開けられ舌を絡められた。
一宮紅葉
五条悟
一宮紅葉
足りない酸素を使い、五条さんにストップをかける。
五条さんは以外にも私が静止を促すと意識が戻ったかのようにハッとした顔をして唇を離した。
五条悟
五条さんはテヘペロ♡なんて甘い効果音が付きそうな顔をする。
一宮紅葉
一宮紅葉
五条悟
ヘラヘラしていて余裕を感じさせるいつもの五条さんに戻っていて安心した。
さっきの、深いキスをしてきた五条さんはなんだか狼みたいで少し怖かったから…。
と冷静な判断ができるようになった私は気づく。めちゃめちゃ人の視線を集めていることを。
あああああ!この状況は非常にまずい!あと非常に恥ずかしい!!
そして一宮紅葉の出した答えは、
一宮紅葉
たたかう ▶にげる
五条悟
そして私は五条さんの腕を掴み走り出したのです。
一宮紅葉
五条悟
一宮紅葉
五条悟
一宮紅葉
五条悟
一宮紅葉
五条悟
一宮紅葉
コメント
30件
あ、やばい〇んじゃう
わー!好きです…!!続き楽しみです!