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主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
実家を飛び出した俺は 自分の家まで全速力で走った
当たり前の様にciの陰はない
他のciが居そうな場所を探すが 見つからない
携帯に連絡を入れて見たが 既読がつく訳もない
自分を振った人間の連絡先なんて 要らないだろう
俺は時間の余す限り探し回った
日が落ちて流石に体力も無くなって
一度家に帰ることにした
夜風に当たっていると 昼の昂りが嘘かの様に冷静になった
もしかしたら実家に 帰ってるかもしれんな
全て忘れて 友達と一緒におるやろか…
もう新しい 大切にできる人が出来たかもな
コミュ力高かったからなぁ
そんなことばかり考える
でも全て起こり得る事で 俺にはどうにも出来ない
もうほとんど諦めていた
ci
あぁ幻聴まで聞こえるとか…
どんだけ…
ci
ガシッ
tn
不意に肩を掴まれ 振り返る
その声の主は俺の顔を見ると同時に 抱きついて来た
tn
ci
ci
tn
探していた彼が今胸の中にいる
でも 俺が探している事は 知らんはずやのに
ci
ci
ci
tn
tn
tn
tn
tn
tn
tn
ci
ci
ci
tn
tn
tn
tn
ci
ci
ciはいつも通りの声色の中に 怒りや悲しみの混じった声で 俺に言った
俺はこんなにも愛されていたんだ と噛み締めると同時に
俺が捻じ曲げてしまった事への 罪悪感が襲う
俺の家に着くや否や ciは俺をベッドに押し倒した
甘えるような 艶めかしい瞳で俺を見つめる
子猫の様に頭や身体を擦り付けてくる
ci
ci
さっきまで気丈に振舞っていた ciだったが今は
甘える子猫の様にか弱く 可愛らしい
俺はciを抱き寄せると同時に口付けを交わす
いつもは俺が攻めていたけど 今日はciも積極的にしてくれる
そのまま俺達はベッドに身体を預ける
服を脱がせ 自分も脱ぎながら ciの身体を愛でていく
人の暖かさを直で感じて嬉しくなる
tn
tn
俺達は全てを忘れて愛し合った
これからの人生を確かめ合う様に
2年後
窓の外のさえずりで目を覚ます
今日は仕事も休みで予定まで まだ時間がある
眼鏡をかけて辺りを見回す
相変わらずの風景
相変わらず 開けっぱなしのクローゼット
相変わらず 床に転がるリモコン
相変わらず そこだけ整えられたメガネスタンド
相変わらず 俺の横で眠る恋人
子猫の様に丸まって眠るciが とても可愛いくて
愛おしくて
額に唇を落とす
今日は俺達が付き合って12年記念日
12年間、いやその前から 色々あったなぁって振り返る
午後からは結婚式の前撮りがある
結婚式つったって そんな大層なもんじゃないけど笑
またこれからも
ずっと
何があっても
ciと居れたらええなって
そう思う
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお