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くろさん、第2話、読みました…! ああもう、駅のホームであの距離で見つめ合ってるのに、またすれ違っちゃう切なさ…! 蓮が「蒼!」って叫んだ瞬間、こっちまで息が止まりました。「既読」だけが返ってくるのも、蓮の気持ちを思うと胸がぎゅっとなりますね。1年ぶりなのに、あの一言だけのメッセージ。続きがすごく気になります、蓮はちゃんと捕まえられるのかな…🤍
211
春。 桜が風に舞う駅のホーム。 高校三年生になった蓮は、イヤホンを耳につけたまま電車を待っていた。
蓮
蒼が転校してから、一年。 一度も連絡は来なかった。 スマホに残る最後のメッセージを消せないまま、時間だけが過ぎていった。
まもなく電車が参りますーー
アナウンスが流れる。 その時だった。 ふと向かいのホームに目を向けた蓮は、息を止める。
蓮
黒髪。
見慣れた横顔。
蓮
蓮
思わず名前を呼ぶ。 その声に、黒髪の少年がゆっくり振り向く。 目が合った。 間違いない。 蒼だった。
蒼
小さく名前を呼ぶが、ホームに消える。
蓮
聞きたいことは山ほどあった。 元気だったのか。 どうして何も言わずに転校したのか。 どうして連絡をくれなかったのか。 でも、その前に―― ガタン。 電車がホームへ滑り込む。
蓮
蓮は階段へ向かって走り出す。 向かいのホームへ行こうとした、その瞬間。 プシュー。 扉が閉まる。
蓮
蒼は電車の中から蓮を見つめる。 少しだけ微笑んで、口を動かした。
蒼
その一言だけ残して、電車は走り去った。
蓮
蓮はその場に立ち尽くす。
会えた。 でも、また何も聞けなかった。 ポケットの中でスマホが震える。 知らない番号から、一通のメッセージ。
『さっきは、ごめん。』
蓮
震える手で返信を打つ。
『今度は逃がさない。ちゃんと話そう。』
しかし、返事はこなかった。
画面には「既読」の二文字だけが静かに残っていた。
ーー第2話へ続く