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ミスられた人も可哀想に
奈那美
なにこれ？
奈那美
この度の私くしどものミスにより貴方様に多大なご不快されたことでしょう。
奈那美
謝りきれることではございませんが私どものお気持ちもして100万程を通帳に入れさせていただきました。
奈那美
ん？
奈那美
どういうこと？
奈那美
何がどうなってんの？
お母さん
やっぱりあなたなんか変なことしたんじゃないの？
奈那美
謝られるのに変なことしてるわけないじゃん
お母さん
まぁそれもそうね
お母さん
とりあえずほかの書類も見て見たら？
奈那美
うんわかった
奈那美
運命の相手？
奈那美
もしかしてミスられてたの私？
お母さん
見た感じそうじゃない？
まぁ変わったところで三途さんじゃないと私にとって意味は無いんだろうな
中身を見るのが怖い
三途さんじゃないと分かりきってるんのに
お母さん
どうしたの？
お母さん
見ないの？
奈那美
え？
奈那美
違うよ緊張してるだけ
お母さん
早く見てよ
奈那美
なんでお母さんがワクワクしてるの？
お母さん
えっだって嬉しいじゃない
奈那美
ハイハイ
ビリビリ
奈那美
えっ？
そこには名前こそは違ったものの三途さんそのものが写真として載っていた
嘘
私がそんなわけ
お母さん
どうしたの？
奈那美
あっごめん
奈那美
私ちょっと仕事やらないといけないから
お母さん
あっそう
この感情はなんだろう
嬉しいのかそれともびっくりしているのか
またもや国に怒りを覚えているのか
違う
安心したんだ
私が三途さんを好きになったのがおかしいことではないということに安心したんだ
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