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1945年、2人で仲良く暮らす夫婦がいた。 だがその後、夫が戦争に徴兵されることと なってしまう。

尚子

何で…
何で亮平が徴兵に…涙

尚子

嫌よ…!!
貴方を行かせたくない…!

尚子

2人で仲良く暮らしていたい…!

亮平

俺だって気持ちは同じだ…!

亮平

だけど…
男にはそういう使命があるんだ

尚子

嫌だ…嫌だ嫌だ!!
私も行く!

亮平

ダメだ!尚子はここで待ってろ!
必ず生きて戻るから…!

亮平

尚子には…
俺のことを信じていてほしい。

尚子

亮平…!!

亮平

俺も本当は、こんな街に
尚子を置いていきたくない。
だけど、もうこれは運命なんだ。

亮平

尚子の仕事は、俺のことを信じて
この戦争を乗り切ること。

尚子

…分かったわ。
この街でずっと貴方を待ってる。

尚子

待つのも立派な愛だから。
だから…必ず帰ってきてね。

亮平

分かってる。
離れても、俺と尚子の心は
繋がってるさ。

ー そして亮平は 爆撃されてしまいそうな街に 尚子を残すこととなってしまった ー

それから数日後、 亮平にはついに飛行機に乗り戦う日が 来ることになってしまった。

ー亮平の単独シーンー

亮平

尚子…
無事に生きてるかな…。

亮平

あぁ、手紙に尚子への愛を綴りたい…。
だけど、内容が制限されてるからな…。

そう、手紙には 私情を書くのを制限されている。 そのため、彼女との思い出や 愛の言葉は綴ることが出来ないのだ。

亮平

「戦争に行くことが出来て誇らしい」っと…。

亮平

あぁ、

亮平

今すぐお前に会いたいよ…。

亮平

本当は、こんなこと書きたくない…。

亮平

尚子…

亮平

「言いたいことは一つもないさ」なんて話は忘れてくれ…。

亮平

明日には

亮平

俺はもう

亮平

''死んでしまってる"だろうから…

ー ついに亮平は 戦いに身を乗り出す ー

(注)このシーンでは 読んでいて痛々しくなる表現が 沢山出てきています。 その様な表現が苦手な方は、 このシーンを飛ばしてくれると幸いです。 また、会話も少なめです。

亮平

グバッ…。

ー 被弾し、亮平の体から 血が流れる ー

ー 亮平はパラシュートを開き、 地上へ堕ちてゆく ー

ー 亮平の足は無くなり 飛行機が空を舞った ー

『尚子がいる街では』

ー 街が敵軍から空爆を 受けてしまう ー

ー 街は一瞬にして 灰に化してしまった ー

『亮平の単独シーン』

亮平

ゔぅ…、あぁ…。

ー 亮平は 国を、そして尚子を守れなかったのを 海の上で喚いている ー

その後、 亮平は死んでしまい、尚子だけが残った。

尚子

何で…どうして…!!

尚子

亮平…!

尚子が言葉を発しても、 死んでしまった亮平は何も伝えることが 出来ない。

尚子

亮平…。
辛かったね…

尚子

もっと、貴方と暮らしたかったよ…

尚子

愛する人を助けることが出来ないなんて

尚子

もう私は

尚子

あなたの妻失格ね…涙

ー こうして2人は再会することなく、 愛を締めくくることとなってしまった。 戦場に逝く前に告げあった、 「さよなら」の一言が 2人のラブストーリーの頂点と化した ー

米津玄師__

『vivi』ー "バイバイ" ー

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