桃赤 青黄
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るぅとは滲む視界の中莉犬の頰に手を添える
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るぅとの言葉に覚悟を決めた莉犬はその場から走って行った
………
虚しく小さく振る手を握りしめてるぅとは歩き出すと共にスマホを取り出した
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るぅとが発した言葉に少しの間が空いた
その言葉に覚悟を決めたように聞こえたるぅとは頬を緩ませ電話を切った
そして暫く歩いていると昔莉犬と話したことのあるお店
「るぅちゃん!このお店お持ち帰りの激辛カレーもの凄く辛いって有名なんだよ!」
莉犬の言葉を思い出して足を進めた
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店員
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出された袋を持ってお店を出て砂浜にある階段に腰をかける
トレーの蓋を開けると美味しそうな匂いが鼻をくすぐり付いてきたスプーンでご飯とルゥーを一口分混ぜて口に入れる
舌から感じるヒリヒリとした痛みに悲鳴をあげるのを我慢してもぐもぐと噛んでいけば少しずつカレー独自の甘さなどが出てきて美味しく感じた
ごくっと飲み込んで持っていたペットボトルのキャップを開けて喉を潤す
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そしてまた一口スプーンで掬って口に入れる
瞳からこぼれ落ちるものがもう分かんなくて、でも莉犬が幸せになれると思うと嬉しくて…
空になったトレーに蓋をして袋に入れる
するとるぅとの視界の隅に1つを影が近づいてきた それはころんで、隣にドカッと勢いよく座ってるぅとが食べていた同じものを袋から出していた
パクっと大きな一口でカレーを食べると目を見開き少し口を動かして喉を鳴らしながら飲み込むころんは悲鳴を上げた
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いきなりの事でるぅとはキョトンとした表情だったが次第に笑みが溢れてきた
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るぅとが飲んでいたペットボトルの水を飲み干したころんはるぅとの顔を見て子供のような可愛らしい笑顔で言った
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~ end ~