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火鳥
ぐ…くっ…
火鳥
(狐は…朱雀さんは…っ)
水無
諦めたら？
水無
あんたじゃ勝てないってそいつも言ってたじゃん
火鳥
はっ…
火鳥
俺がほんとにお前らに敵うとでも？
水鬼
なに？
火鳥
そんなん思ったことねぇっての
火鳥
いい加減俺が抗ってる理由に気づいたらどうだ？
水鬼
お前…なにいって…
水無
こんなボロボロになってまでやれることなんてなくない？
？？
ナイス時間稼ぎだ
水無
!!??
白虎
火鳥
水鬼
は？白虎だと？
水無
な、なんであんたが！
バチバチ！！
水無
ぎゃっ…
水鬼
ぐぁ…っ
白虎
この程度か？
水無
…あんたっ…なんでっ
水鬼
…あの狐か
白虎
なーんだ
白虎
二人ともまだしゃべれんだな？
白虎
じゃあもっとぼこぼこにしてもいいよなぁ？
水無
ひっ…
水鬼
戻るぞ
水無
でも…っ
水鬼
安全が一番だ
水無
…っ!!覚えとけよ…お前ら
白虎
平気か？
朱雀
…あたいは平気だよ…
狐
朱雀さん！
朱雀
狐、心配かけてごめんね
狐
よかった…
白虎
お前は大丈夫か？
白虎
火鳥
火鳥
俺もなんと…か…
火鳥
ｸﾞﾗｯ
朱雀
火鳥!?
白虎
よっ…
狐
大丈夫なんですか？
白虎
…多分力の使いすぎだ
朱雀
目は覚ます？
白虎
…わかんねぇけど
白虎
しばらく休ませればなおる
朱雀
そっか…
朱雀
じゃあ今日はもう帰らないとね！
白虎
あぁ
朱雀
よし！狐！帰るよ！
狐
あ、うん！
火鳥
…
みんな無事だろうか
朱雀さんは…
火鳥
…！
火鳥
ここ…は
火鳥
……そういうことか
？？
☆☆！
☆☆
あ？んだよ
？？
聞いてきいて…って！
？？
また喧嘩したの？怪我してるじゃん！
☆☆
んなの知るか…
？？
もっと頼ってよ…幼馴染みなんだし
☆☆
関係ねぇ
☆☆
俺学校遅刻すっから
☆☆
センセーに伝えといて
？？
は、はぁ!?
？？
どこ行くの！
☆☆
ちょっといろいろ？
☆☆
じゃ
？？
ちょっと！まだ話しは終わってないってば～!!
ﾎﾞｺｯｺﾞﾝｯﾎﾞｶｯ
A男
い…っｹﾞﾎｯｵｴｯ
もぶ１
うわこいつはいたぞwきたねーw
もぶ２
俺らに逆らうからこんなことなんだよw
A男
ごめ…っ
☆☆
謝る必要ねぇーだろ
A男
!?
A男
☆☆くん！
もぶ２
げっこいつ…
もぶ１
に、逃げるぞ
☆☆
あ？待てよ
A男
ちょっ、☆☆くん！
？？
☆☆！
☆☆
は？なんでお前も！
？？
だから喧嘩はだめだって！
☆☆
関係ねぇーだろ！
☆☆
はなせ…っ！
？？
いいからとまりなさいっ！
もぶ２
……
？？
あんたらも早く逃げな！
？？
こ…いつ！暴れだしたらきりがないんだから…
もぶ１
っ！行くぞ
もぶ２
お、おう
☆☆
てめっ！なに余計なこといって…っ
A男
☆☆くん僕は大丈夫だから
☆☆
…は？でもその傷！
A男
いいよ、気にしないで？
☆☆
…分かった
☆☆
わりぃ
？？
お！素直～
☆☆
黙れ
もぶ１
いいこと考えたぞ
もぶ２
何々？
もぶ１
～ーーーーー
もぶ２
！いいなそれ
もぶ１
明日作戦実行だｸｽｸｽ
☆☆
……
？？
ーーで待ってるから
☆☆
ﾌｯ…バカじゃねぇの
ピコンッ
☆☆
？またあいつか？
☆☆
(電話だし…)
☆☆
もしもし
もぶ１
あっでたでたーw
もぶ２
いまーお前の女友達誘拐しました～w
☆☆
は？
☆☆
てめぇらなにいって…っ！
もぶ１
うわ起こってるよこいつw
もぶ２
ーーまでにあと10分以内につかないと
もぶ２
こいつの命ねぇから！
もぶ１
じゃーな！
ﾌﾞﾁｯ
☆☆
あ！おい！
☆☆
10分…
☆☆
…こっからじゃ間に合わねぇか…
☆☆
(どうする…どうすれば…)
☆☆
！
☆☆
おります！そこの駅でおります！
☆☆
(まってろ！いま助けに行くからな！)
☆☆
っ!?
☆☆
お前…そこどけよ
A男
…ご、ごめん…☆☆くん…
☆☆
なんの真似だ
A男
あいつらに…君をとめないと家族を⬛してやるって…
☆☆
そんなこと知らねぇよ！
☆☆
どけ！
A男
ごめん…ごめん
☆☆
ﾁｯ!
☆☆
(あと五分…)
☆☆
分かった
A男
！
☆☆
俺があいつらを絶対にとめてやる
☆☆
だからこんなことはやめろ
A男
…でも！
☆☆
安心しろ、誰も死なせねぇよ
A男
…うん…うん…
☆☆
おい！
もぶ２
…げっきた…
もぶ１
でも残念w十秒遅かったね？
☆☆
あいつは？
もぶ１
もういないよ？
☆☆
……は？
もぶ２
時間になったら⬛すっていったじゃん
☆☆
だからって…っ
もぶ１
俺らは帰ろうぜ？
もぶ１
こいつの顔傑作だわw
もぶ２
それな？w
もぶ１
じゃ、これで！
☆☆
……うそだ…
もぶ２
現実受け止めれてないよw可哀想w
☆☆
…
☆☆
…あいつを探さねぇと
ガタッ
☆☆
、？
☆☆
誰かいるのk…っ！
そこで見たのは
全身からちを流していた彼女だった
☆☆
…おい！
☆☆
なぁ？おい！
？？
…
☆☆
っ！まだそんなたってねぇはず！
☆☆
ならいまから病院に急がねぇと！
☆☆
…ぐっ
☆☆
…(くそっ…足が限界だ…)
☆☆
はぁ…っはぁ…
ドサッ
☆☆
お前いってたよな…一緒に花見に行きたいって
☆☆
こんな最後でごめんなぁ…
？？
…☆…☆
☆☆
!?
？？
あり、がと…
☆☆
何が、だよ…おれなんもできてねぇって…
？？
ねぇ、最後に…お願い…きいて？
☆☆
なんだ！？なんでも聞いてやる！
？？
…名前で…呼んで欲しいな…なんて
☆☆
!?
そうか、俺はこいつのことを名前で呼んだことなんてなかったな…
幼馴染みなのにな…
☆☆
…あぁ…もちろんだ…
☆☆
おやすみ
？？
…よかったぁ…
そのあとはたくさん泣いた
自分でもあまり覚えていなかった
でも、確かだったのは
俺はもうこっち側の人間ではないということだった
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