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プロセカ×デスゲーム

第1話 - プロセカ×デスゲーム4

110

2022年12月19日

#プロセカ

#デスゲーム

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なーちゃん

またまた遅れてごめんなさい！！

宵崎奏

‥‥？はっ‥‥！！

暁山瑞希

あっ起きた。奏大丈夫〜？

宵崎奏

私‥‥あの時倒れて‥ｯ！！

もう殺人が起きてしまったんだ。

また人が一人死んでしまったんだ。

宵崎奏

‥死体、調べよう。裁判に役立つかも‥‥

暁山瑞希

そうだね！僕も行く〜！

宵崎奏

血が腹部中心についてる‥斬殺かな

暁山瑞希

一回拭き取ってみる？

宵崎奏

うん、そうしよう。タオル持ってくるね。

宵崎奏

はい、タオル

暁山瑞希

ありがと〜！それじゃあ拭いてみよっか

宵崎奏

‥‥あれ？傷跡が一つもない‥

暁山瑞希

なんで！？じゃあこれは、えむちゃんの血じゃないってこと！？

宵崎奏

そうなのかも‥輸血パックとか保健室にあった気がする。見に行ってみよう

宵崎奏

やっぱり‥一袋なくなってる。じゃあどうやって‥‥

暁山瑞希

‥‥！見て、奏！

宵崎奏

‥‥！注射が一本なくなってる、？

暁山瑞希

注射で毒を打ったとかかな。でも瓶がありすぎてどれかわかんない〜！

宵崎奏

保健室なら薬の本とかも置いてあるかも、ほら！これ

暁山瑞希

おっ！奏ないす〜♪どれどれ‥この紫の☠マークの瓶が毒だって！

宵崎奏

！これだけ半分くらい減ってる、！

暁山瑞希

じゃあ注射でえむちゃんの体に毒を打って殺したってことかな？一応死体を見に行こう！

宵崎奏

‥‥やっぱり、手首に注射の跡がある。

暁山瑞希

これで死因は分かったね！あとは犯人だけど‥‥

きーんこーんかーんこーん

暁山瑞希

え！？もう裁判！？あとちょっとなのに！

宵崎奏

仕方ない、教室に行こう

裁判場所は体育館に変えました

初音ミク

全員揃ったかな？

宵崎奏

揃ったよ

初音ミク

それじゃあ狼裁判、スタート！♪

天馬司

まずは状況を整理しよう。

草薙寧々

そう、だね‥‥

天馬司

俺達は寧々の悲鳴を聞いて教室に向かった。そこには腹部から大量に血を流しているえむの姿があった。それ以外で、何か見つけたものはあるか？

宵崎奏

‥あの、‥

天馬司

おっ、宵崎、何か見つけたのか？

宵崎奏

傷口を見るためにタオルで腹部の血を拭き取ったんだけど、傷口が一つもなかったんです。

神代類

傷口が一つもない‥‥？

暁山瑞希

その代わりに手首に注射の跡が残ってたんだよね。それにこの☠マークの瓶、毒薬が半分減ってて、注射器と輸血パックも一つずつなくなってたよ。

青柳冬弥

じゃあ腹部の血は鳳のものではなく、斬殺と思わせるための輸血パックの血。本当は毒殺ということか？

宵崎奏

うん、あと睡眠薬も一粒なくなってたから、睡眠薬を使って眠っている間に注射で毒殺したんじゃないかな‥‥

小豆沢こはね

睡眠薬、どうやって飲ませたんだろう‥‥

天馬司

それについて、何か知っている者はいるか？

草薙寧々

‥‥‥‥‥はい、

天馬司

‥‥寧々、？

草薙寧々

‥‥私が夜に教室にいたとき、一緒にお茶しようってお茶を持ってきてくれたよね‥‥白石さん、

白石杏

‥‥え、？そうだけど‥草薙さん、元気なかったから‥‥

青柳冬弥

そういえば、俺にも持ってきてくれたよな

暁山瑞希

僕も、

天馬司

『元気がなかったから』ではなく、『誰でも良かったから』じゃないのか？

白石杏

なっ、何！？私を疑ってるの！？

朝比奈まふゆ

こんな状況なんだし、人を疑ってしまうのは当たり前じゃないかな‥

草薙寧々

私は断ったけど‥‥

青柳冬弥

俺も疑いたくはないが、断ったな

暁山瑞希

僕も

天馬司

‥まさか、えむは人を疑うことがないから白石の誘いを受けてしまったのか‥‥？

白石杏

ちっ、違う‥！みんなを元気づけようと思って‥！！

宵崎奏

誰が自分を殺すかもわからない今、お茶に誘うなんて明らかに不自然だよ。鳳さんに睡眠薬を混ぜたお茶を飲ませた‥‥‥違う？

白石杏

違う‥！！私じゃない！！

小豆沢こはね

‥‥違う‥杏ちゃんが‥‥人を殺すなんて‥‥違うよね‥‥杏ちゃん‥‥！！

白石杏

‥‥こ、はね‥‥‥

初音ミク

狼が決まったみたいだね〜！

白石杏

待ってよ！！ねぇ、誰か私が狼じゃないって言ってよ！！！

天馬司

‥‥‥‥‥‥っ

暁山瑞希

‥‥‥‥

宵崎奏

‥‥‥ごめん、白石さん、

白石杏

‥‥‥そっ、んな‥‥‥

バン！！

扉が勢いよく開いた。扉の向こうにいたのは、ミクと同じく黒い服で赤い瞳をしたリンとレンがニコニコして立っていた。

草薙寧々

リン、レン‥‥！？

鏡音リン‥？

はいはーい、狼さんはきちんと退治しないとね〜♪

鏡音レン‥？

また悪さする前に退治しないと〜♪

二人は暴れる杏を抑えて連れて行こうとした。

白石杏

いやっ！！離してぇ！！

小豆沢こはね

やめて！！杏ちゃんは何もしてない！！

鏡音リン‥？

もーうるさいなー、

ドン！！

あの小柄な体型とは思えないくらいの力で、こはねを突き飛ばした。

小豆沢こはね

きゃっ！！

青柳冬弥

小豆沢‥！！

白石杏

こはねっ！！いや、死にたくない！！

小豆沢こはね

杏ちゃ、！！！

杏は扉の向こうに連れて行かれてしまった。

小豆沢こはね

そん、な‥杏ちゃん！！！

青柳冬弥

白石ｯ‥‥！

東雲彰人

‥‥もう、やめてくれぇｯ‥‥

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なーちゃん

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