僕は''要らない子''だから

⚠休止の方出てきます

通報やめてください(´；ω；｀)

ｶﾞﾁｬｯﾊﾞﾀﾝｯ

嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ！

どうしてこんなことに…？

僕が部屋に帰ってみたのは

ボロボロに引き裂かれた

家族との思い出が詰まった大切な

ぬいぐるみと

地面でビリビリに破けているのは

家族みんなが笑顔で幸せそうな

僕らの家族写真だった

人を殺しておいて

人の未来を潰しておいて

この程度当たり前じゃないか。

家族を殺してまだ家族の

思い出に浸ろう

少しでも愛を形で残しておきたい

感じたいだなんて

どうしてそんなこと考えてたんだろうか

考えれたのだろうか。

僕の体を傷つければ傷つけるほど

心が少し楽になる気がする

家族の幸せかもしれない

あぁ、もう薬も無くなりそうだな

いつ来るか分からないけれど

急に息ができなくなる。

でもこのまま貰いに行かなければ

僕は死ぬのだろうか

償わなければならない。

ﾌﾜｯ

あれ…っ？また…っ！

またこの匂いだ…

そんなのダメだ俺…っ！

あ…まただ

また体が言うこと聞かない

俺…ダメだダメなのに

体が言う事聞かない…！！

紫兄の言う事に逆らえない

これは俺と青を遠ざけるために

紫兄が俺に下した

''命令''だ

ちょっと切ったところ染みるな

ｻﾞｧｰｰｰ

子供の頃はお風呂の時間が 楽しみでしかたなかった。

お兄ちゃんと体洗いあいっこしたり

全員でぎゅうぎゅうになって 狭い湯船につかったりして

本当に楽しかった

そんな楽しい時間も今は

恐怖の時間でしかない

冷たい水

ボロボロの体

赤く染まる水

ホテルで おじさんに何度も覗かれたりもして

楽しい思い出が嫌な事で 染まっていくようで

ｶﾞﾁｬｯ

桃…兄っ？！

怖…いっ怖いよ

ショックだった

やっぱり心のどこかで

さっきの桃兄の暴言は演技だ。

いや、演技であって欲しいと

思ってたのかもしれない

次回 裏切り