実験された俺

俺の部屋も用意された

少し小さいが、ベットがあって机とPCがあれば十分過ぎた

俺は鏡の前で笑顔の練習をした

笑う練習をした

感情を加えて喋る練習をした

歌う練習も沢山した

こんこんｯ

がちゃっ

がちゃっ

この家は、歌い手が住んでいる、という事もあって防音素材で出来てる

ただ、そこまで優れた防音技術では無いから、 ドアをノックする時は微かに音が聞こえる

まぁ、そうじゃなきゃ困るけど、

1番いい編集の仕方、 それも頭の中に入っていた

これはあの人に感謝した

イラストは元々描いてもらっていたから 後はいい感じに編集するだけ

知識があると言っても、やったことが無かったので 3分の動画も5時間ほどかかった 普通がどのくらいなのか分かんないけど、

PCを抱えたままリビングに行った

PCの画面を見せると、ヘッドホンに接続し聞き出した

なーんて、取り合いして聞いてきた こんなの何個でも作れるのに

イラストさえあれば、この程度の完成度なら作れる

でもみんなは イラストよりも音や歌詞のフォント、を意識して見ていた