OB
どうした?考え事が?
Pico
義兄さん…。
OB
…あのこと引きずってんのか?
Pico
…まぁ…。
OB
…ふぅ。
ポスッ
OB
昔の事は引きずるな。妹の恋人だろ?
前を向いて、アイツのそばにいてやれ。
前を向いて、アイツのそばにいてやれ。
Pico
!
OB
それに妹は陽気に見えるがあれでも
前に進んでいる方だぜ?
お前に出会わなかったらアイツは一生
人と関わらないように閉じこもって
いたかもしれねぇしな。
前に進んでいる方だぜ?
お前に出会わなかったらアイツは一生
人と関わらないように閉じこもって
いたかもしれねぇしな。
BF
ねぇねぇ兄さん。
昔のシンオウ地方のお話しして〜!
髪結んで〜。
昔のシンオウ地方のお話しして〜!
髪結んで〜。
BB
いいぞ。座ってな。
BB
最初の頃は苦戦したな。コリンクの時は
ヒノアラシが麻痺してすぐクラボのみを
使ったぜ。
ヒノアラシが麻痺してすぐクラボのみを
使ったぜ。
BF
兄さんは昔のシンオウ地方に来てどんな気持ちだったの?
BB
そうだな。最初は驚いて、
景色がとても綺麗だと思ったぜ。
いつまでも眺めていたいと思える程な。
景色がとても綺麗だと思ったぜ。
いつまでも眺めていたいと思える程な。
BF
兄さんセキさんの事好き〜?
BB
勿論さ。
最初は勿論警戒されていたけど……。
長の仕事が空いたら一緒に
ヒスイの景色を全部見に行ったぜ。
忘れられないのは黒曜の原野の高台
から見た景色だな。
sisterも Picoも忘れられない景色を
見つけるんだぞ。
最初は勿論警戒されていたけど……。
長の仕事が空いたら一緒に
ヒスイの景色を全部見に行ったぜ。
忘れられないのは黒曜の原野の高台
から見た景色だな。
sisterも Picoも忘れられない景色を
見つけるんだぞ。
GF
みて!綺麗な花!Neneにあげたいわ!
カサンドラ
……いいか?GF。
GF
?
カサンドラ
これはお前にもNeneにも関わる話だ。
カサンドラ
人間は私達悪魔と寿命がかなり違い、
時に恐ろしい生き物になる
…と言うのはわかっているな?
時に恐ろしい生き物になる
…と言うのはわかっているな?
GF
…えぇ。
カサンドラ
私も幼い頃に体験した。
人間の恐ろしい部分を…間近でな。
人間の恐ろしい部分を…間近でな。
カサンドラ
悪魔と聞き、外見、親が有名という
理由だけで、人間は私に
ひどい仕打ちをしてきた。
ある者は物を投げ、裏切り、
ある者は暴行、口撃、強要、
ある者は不当な扱い、物汚し、
ある者は見知らぬふり…そして隠蔽。
理由だけで、人間は私に
ひどい仕打ちをしてきた。
ある者は物を投げ、裏切り、
ある者は暴行、口撃、強要、
ある者は不当な扱い、物汚し、
ある者は見知らぬふり…そして隠蔽。
GF
……。
カサンドラ
一度だけ人間を恨んだが、
楓とユウに出会ってその考えは
もうやめることにした。
二人は全ての人間は悪いわけではない
と言ってくれたからな。
楓とユウに出会ってその考えは
もうやめることにした。
二人は全ての人間は悪いわけではない
と言ってくれたからな。
カサンドラ
…でも、寿命が短いのは事実。
その短い生でNene達は生きている。
大切に、Neneを愛してあげてくれ。
その短い生でNene達は生きている。
大切に、Neneを愛してあげてくれ。
カサンドラ
そしてお前の力ははかり知れない
無限の可能性か、私や父さん達を
遥かに超えるかもしれない。
もし、制御ができなかったら
……最悪の事態も考えられる。
無限の可能性か、私や父さん達を
遥かに超えるかもしれない。
もし、制御ができなかったら
……最悪の事態も考えられる。
GF
……。
カサンドラ
あくまでこれは私が経験してきた
ことから言っている予想だ。
でも、これだけは約束してくれ。
何があっても人間を恨んだりしない事、
心の底から恋人を愛し、
時間を大切にして過ごし
何があっても信じ、
時には守る事……頼む。
ことから言っている予想だ。
でも、これだけは約束してくれ。
何があっても人間を恨んだりしない事、
心の底から恋人を愛し、
時間を大切にして過ごし
何があっても信じ、
時には守る事……頼む。
楓
蜜柑。落ちない様にするのよ〜。
蜜柑
うい!
百合
ねぇね〜!抱っこ!
楓
はいはい。
百合
ねぇね!見て〜!蝶々!
楓
ほんと、綺麗だね〜。
蜜柑
決めたます!
楓
?何を?
蜜柑
蜜柑はしょーらいたいそー選手になるます。
楓
この間はラッパーになるって言ってなかったかしら?
蜜柑
それもなるます。
楓
まさかの両方。……でもいいのよ。
焦らずゆっくり本当になりたいものを
見つけたらいいんだから。
焦らずゆっくり本当になりたいものを
見つけたらいいんだから。
BF
おーい!
カサンドラ
楓〜!
OB
三人でさいごだぞ〜!
GF
はやくはやく〜!
楓
あらあら、はいは〜い。今行くわ〜。
どこかで鈴が鳴る音がした