信頼

ｼﾞﾘﾘﾘ。

また…辛い思いするのは。

ガチャ。

これでも小さい声なんだけど、兄ちゃんの鼓膜どんだけ繊細なの？

ガチャ。

ﾀｯﾀｯﾀｯ。

この2人だけは僕の元に駆け寄って話してくれる。

だから、この2人との時間は僕にとって幸せなんだぁ。

ぱいせん怖いっす。

因みに莉犬兄ちゃんはさとみお兄ちゃんのことが好きらしい。

じゃなかったらあんなことしないもんね……。

そこには…。

"ななもりって正義感出しててキモw"

"莉犬ぶりこちゃんでウザイ"

"さとみって何しても無駄だよね、可哀想w"

"ジェルおもんないw"

"るぅと才能無さすぎw"

大切な"仲間"の悪口が数々と書き込まれていた。

僕のアカウントで。

正直、嬉しかった。

さと兄とジェル兄が、僕のことを信じてくれて。

大好きなさと兄が、僕のことを大事に思ってくれて。

でも…。

莉犬兄ちゃんが、こっちを見てニヤニヤしてたのは。

"何かの間違いだって思う程ショックだった"