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作者のひよこ
作者のひよこ
作者のひよこ
作者のひよこ
作者のひよこ
キーンコーンカーンコーン
この音が鳴れば、いっせいに生徒達が廊下に飛び出していく。甲斐田晴もその一人だ。 HRが終わった瞬間、移動教室の準備をした後、いつもの親友と一緒に一限の教室に向かう。だが、それは叶わなかった。 それは教室のドアの前で、見知らぬ男が立っていたから。
甲斐田晴
甲斐田は3年生なので先輩では無いのは確かだ。そして、同学年でもない。なら、2年生か1年生か。
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
甲斐田の親友のこの男は、加賀美ハヤト。彼は頭脳明晰、そして運動神経抜群、所謂文武両道な上、容姿端麗であり、しかもこの学校の生徒会長で信頼厚い。まさに完璧男である。
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
乗り気ではない加賀美と気まずい空気から逃げたい一心の甲斐田は、男がいないドア、黒板に近い方のドアから出ようとする。 が、叶わない。目の前にはその男。
甲斐田晴
その男は、甲斐田を翻弄しようとしているのか、純粋な気持ちなのか、分からない顔をしている。
甲斐田晴
甲斐田も、17年間生きてきて初めての事で混乱している。
加賀美ハヤト
甲斐田晴
甲斐田は根っからの陰キャなので、人と話すのに慣れていない。否、加賀美としかまともに話した事がない。 だから、同じクラスの人でさえ話したことの無い人がいるというのに、後輩なんて甲斐田には無理な話なのだ。(本人曰く)
見知らぬ男
その男は、ドアの前で仁王立ちするのをやめ、道をあける。
加賀美ハヤト
見知らぬ男
加賀美ハヤト
甲斐田晴
甲斐田は加賀美と一緒に通ろうとする。 だが、それも叶わない。そしていつの間にか、教室に残っているのは、甲斐田1人だけとなった。
甲斐田晴
甲斐田は今自分が対面している状況が理解できず、加賀美に助けを求める様な眼差しで見た。
甲斐田晴
(↑甲斐田にピッタリな絵文字がありました(*^^*))
加賀美ハヤト
だが加賀美は、我関せずという風に、甲斐田に手を振り潔く親友である甲斐田を置いていった。
甲斐田晴
その発言も虚しく、周りにいるのは己と見知らぬ男のみ。
甲斐田晴
甲斐田は逃げたいという思いが強くなって、今までで1番の速さで後ろのドアまで走った。 だが間に合わない。
甲斐田晴
甲斐田は、通れる瞬間を今か今かと待つかの様に、右に左に体を揺らす。それと同時に相手も揺らすので、プラマイマイ...になる。
甲斐田晴
見知らぬ男
男にしては高い笑い声が、目の前の男から聞こえた。
甲斐田晴
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田晴
見知らぬ男
その男は、加賀美の時と同じ様に目の前の道をあけた。
甲斐田晴
それも束の間、その男は次は廊下に素知らぬ顔で居座っている。
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田はその男の肩を両手でがっちりホールドした後、 「僕右に行くからね?」 と宣言し、宣言通り右側に歩いていく。が、その男の肩のホールドは解けているので、意味がない。 というか、甲斐田にとってのホールドは、全然ホールドになっていなかったので、(甲斐田はその男以上の力がなかったので)これまでの行動に意味はない。 甲斐田は男の肩をゆらゆら揺らす。きっとお仕置きのつもりなんだろう。 (説明下手ですみません。)
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田晴
見知らぬ男
甲斐田は、男の上履きに書いてある名前を読んだ。
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
男、剣持は、甲斐田を疑う様な顔をした。甲斐田は誤解されぬまいと、その良からぬ誤解をズバッと斬った。(剣持だけに)
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
甲斐田が頭が良さそうだと言ったのは、勉学の方ではなく、ずる賢い方だろう。剣持はその事実をまだ知らない。
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
甲斐田は、剣持を階段の際の際まで追いやる。
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田はさっきと同じ様に、剣持の肩をがっちりホールドする。
剣持刀也
甲斐田晴
甲斐田が、ピーピーうるさいと言われるのはこういう所だ。
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
甲斐田の祈りは、やっと叶った。正直こんな所でこんな文章使うとは思ってなかった。 甲斐田は、階段を通ることができた。いや、別にダジャレ言ってるんじゃなくて。甲斐田の、名前もじり一発ギャグ真似したとかじゃなくて
甲斐田晴
剣持刀也
剣持は、甲斐田とは同じ方向(階段は使わない。)を指す。
甲斐田晴
剣持刀也
否、無駄である。
甲斐田晴
甲斐田は必死に走った。運動神経は上の下だが、それなりに速く走ることができた。
化学室(だと思ってね...)
加賀美ハヤト
甲斐田晴
甲斐田の情けない声が化学室に響いた。
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
甲斐田はこれまで、5分休みだと思っていた。だが今週は特殊で、10分休みになったのだ。(本当に特殊。そうそうない。)
甲斐田晴
甲斐田のこの悲鳴は、一部の級友からは"健康に良い"と言われている。
美術室(だと思ってね...Part2)
1年、剣持のクラスは、3年の教室の隣の美術室での授業である。 本当になんだったんださっきの時間。
不破湊
この剣持の友達は、不破湊。剣持が言うに、"伽藍堂"らしい。 別に私が思っているとか、そういうんじゃない。本当そういうんじゃな
剣持刀也
不破湊
剣持刀也
不破湊
剣持刀也
不破は「あんなに仲良さそうだったのに?」と思っていたが言わなかった。
不破湊
剣持刀也
剣持は、少し黙った後言った。
剣持刀也
不破も周りの級友たちも、あの顔は忘れられないだろう。新しい玩具を見つけた様な、いや、言い方が悪い。 言い方を変えると、その顔一つで国を傾けてしまう様なほど美しい表情だったからだ。これが所謂、"傾国顔"というやつだろう。
授業中
不破湊
剣持刀也
不破湊
剣持刀也
キーンコーンカーンコーン
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
階段を上っていると、甲斐田達とは面識がない不破と剣持が階段の前に立っていた。
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
不破湊
剣持刀也
加賀美ハヤト
甲斐田晴
不破湊
甲斐田晴
剣持刀也
不破湊
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
不破湊
剣持刀也
と言いながらも道をあける。
甲斐田晴
不破湊
甲斐田晴
剣持刀也
加賀美ハヤト
不破湊
甲斐田晴
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
剣持刀也
甲斐田晴
ちょっと後ろで...↓
不破湊
加賀美ハヤト
不破湊
.....
加賀美ハヤト
不破湊
加賀美ハヤト
不破湊
加賀美ハヤト
晴、このキャラ私も...少し苦手かもしれない.....
不破湊
加賀美ハヤト
甲斐田晴
甲斐田は考えていた。"剣持に仕返しを出来ないか"と。そして、ふと子供地味たものだが、少し面白そうなイタズラを思い付いた。早速甲斐田は実行に移した。 私も驚いた(ナレーター)。甲斐田が剣持の手を握ったのだ。これにはあの3人も目を見開いた。
剣持刀也
剣持が甲斐田の方に振り向いた瞬間に甲斐田は、剣持の頬に自分の人差し指を突き刺した。剣持のその時の顔は、あまりにもアホ面。これには剣持以外大爆笑。
剣持刀也
甲斐田晴
これには甲斐田も↑この表情。 してやったというこの表情だが、一瞬でその表情は崩される。それは剣持が甲斐田の頬を鷲づかんだからだ。
甲斐田晴
剣持刀也
剣持は満足した様で、不破と共にその場を去っていった。
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
校舎が違うみたいな...分かります?言っている意味。
剣持刀也
不破湊
剣持刀也
不破湊
剣持刀也
不破湊
剣持刀也
聞こえる距離だったということで...
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
「ただ僕は.....甲斐田くんの限界を知りたいだけだよ。」
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
剣持さん、あなたがなぜそのような事を言ったのか、私は知らないですよ。あなたの過去も、本心も。
甲斐田晴
ですが、あなたが少しでも晴の事を悪く思っていたり、何かに利用しようなんて考えているのであれば、私は容赦しませんよ? 私は、晴の親友ですから。
加賀美ハヤト
甲斐田晴
加賀美ハヤト
作者のひよこ
作者のひよこ
作者のひよこ
作者のひよこ
作者のひよこ
次回 ♡...100(欲張りですかね...)