茜の家の前
修斗
おはよう、茜
茜
…お、おはよう
修斗
どうかしたか?
茜
いや、なんでもないよ。
まだ修斗だと決まったわけじゃない。
大丈夫。きっと違うよ
カスミ
茜、お弁当
茜
ありがとう。忘れてた
カスミ
気をつけろよ。昔から忘れっぽいんだから
修斗
あの?
お兄ちゃんは修斗を睨んだ
茜
お兄ちゃん!
私を見て、お兄ちゃんは睨むのをやめた
カスミ
こんにちは、茜の兄のカスミです
修斗
あ、こんにちは
カスミ
なんだ〜?茜の彼氏って君か
茜
お兄ちゃん、やめてよ!
カスミ
恥ずかしがんなよ。
茜
うるさい
茜
修斗、行くよ
修斗
ああ
カスミ
君、ちょっと待て
茜先行ってて。
茜先行ってて。
カスミ
すぐ向かわせるから。
何をするつもりなんだろう?
お兄ちゃんだから余計なことは言わないだろうけど…
茜
分かった
カスミ
君、修斗くんだっけ?
修斗
はい
カスミ
君は誰が怪しいと思う?
修斗
ストーカーですか
カスミ
あぁ
修斗
同じクラスに理希って奴がいるんです。俺はそいつが怪しいと
カスミ
ふーん。どんな奴?
修斗
周りからは、明るくてノリよくて人気者です。
修斗
でも前にネックレスが送られてきて、宝石の言葉が分かったり…何より茜を好きなんだと思うんです。
カスミ
それだけで決めるのはどうかと思うけど…分かった。
カスミ
茜のことお願いな。
俺、しばらくここにいるから怪しい奴とか、理希って奴が怪しい動きしてたら教えてくれ
俺、しばらくここにいるから怪しい奴とか、理希って奴が怪しい動きしてたら教えてくれ
修斗
分かりました
カスミ
それじゃ、行ってらっしゃい
修斗
あ、はい。行ってきます
カスミ
理希、ね