個人授業

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■個人授業■ 　エル(高校生)✕うさぎ(教師)

〈 クッキンべイべー 〉

リ「手作りのクッキーねえ」 Ｌ「ちゃんと美味しかったで」 サ「なるほど女子力ってやつだ」

兎「何の話？」 論「あっ先生！今日も可愛いね！」

塁「クッキーをクラスの女子たちが差し入れしてくれたそうです」

兎「え？」 論「選択科目の調理実習で作ったんだって〜」

サ「あの子たち意外とそーいうの上手いんだな」 リ「意外と、ってw」

サ「いやほら、盛ったプリクラ撮ったりネイルとかやってるからイメージ無かった」 兎「うん···」

論「普段そんなことしないのにこーいう時は頑張るってのも可愛いかな〜」 リ「そーいう意見もあるねw」

兎「···やっぱ、···嬉しくなるよな」 サ「ん？」

兎「可愛い女の子に、手作りのお菓子もらっちゃうとかさ···」

サ「おっ、先生ってば妬いてる」 兎「いやあのそういうワケじゃないけど！///」 Ｌ「先生···///」 リ「エルのその嬉しそうな顔～」

Ｌ「俺の一番は先生なんやから妬く事なんてあらへんよ？」 兎「そ、それは解ってるけど、」

塁「はいはいそれは解ってるんですってよ」 論「まぁまぁイラッとしないでw」

兎「俺、そういう事って何にもできないからさ···」

Ｌ「んも〜そこが可愛えんやからええのっ！」 サ「そうそう不器用が可愛いぞ～」 塁「ぶきっちょ萌えってやつですね」

Ｌ「残念萌えとか！」 リ「へっぽこ萌え？」 論「ダメダメ萌え？」 兎「うううるさいな！///」

サ「だいたい焦げてようがマズかろうが、先生が作ってくれたなら何食べてもシアワセなんだろ」

Ｌ「そりゃもちろん！」 兎「いやいやいや、俺はそんなもんエルくんに食べさせたくないよっ」

論「じゃあエルと一緒に作りなよ、マンツーマンで教えてもらいながら」 兎「え」

塁「手取り足取り懇切丁寧にですか」 Ｌ「それすっげぇ萌えなシチュエーションやなぁ〜！」

リ「教わりながら一緒に作るのいいじゃん」 兎「ちょ、襲われながらって！///」

論「センセー、教わりながらだよ」 兎「あれ？」

塁「襲われながらでも十中八九間違っちゃいませんでしょうがね」 Ｌ「先生ってば誘い上手なんやもん」 兎「そんな覚えないし！」

論「じゃあもう裸エプロンでやっちゃいなよ〜」 兎「論さん！？///」

塁「だめでしょ手取り足取りどころかくちびる取り乳首取りで進みませんよ」 兎「る、るいとさん、///」

サ「そもそも先生は料理されちゃってる方が似合うからな」 兎「さみぃさぁぁぁん！///」

リ「まあ結局のところ大半はエルが作りそうだね〜」

Ｌ「それでオッケーやろ、俺は自分の料理を先生が幸せな顔して食べてくれるのが嬉しいんやから、ね？」 兎「あっ···　うん···///」

塁「いいじゃないですか先生、あなたクッキーは焼けなくてもヤチモチは焼けるんですから」 兎「うぇっ!?」

論「なるほど、一番上手な手料理じゃん？」 塁「また焼け具合もエルの口に合うんですよこれが」

Ｌ「口に合うのは焼け具合だけやないねんよ」 サ「先生はどこを取ってもエル好みかw」 兎「ちょ、やめて！///」

Ｌ「つまり結論として、先生は現状維持でええんよってこと」 兎「ううう〜結論を導き出した根拠が不本意だよぉ～///」

論「両手で顔隠しちゃって先生、恥ずかしいの？」 兎「恥ずかしいだろが！」

塁「不本意であれ、それで十分可愛いんだそうですからね···甘んじときなさいよ」 兎「はうう～///」

サ「むむ！先生に萌え萌えエルとかけて、魚の焼き方は下手と解く！」

論「なになにどゆこと？」 兎「急にっ？」 リ「そのココロは？」

サ「ヤキモチ焼かれてコイ焦がす」

論「おおー！恋と鯉だね上手い！」 Ｌ「座布団３枚やぁー！」

サ「座布団より現国の内申加点してくれ！」 リ「古文じゃない？」 兎「いや俺の担当教科、日本史だから···」

塁「まあモチでもコイでもこの二人が焼けばえらく甘いんでしょうなあ～」 兎「あ、う、///」

サ「むむ！ダイエットとかけて先生に怒られたエルと解く！」 論「またまた始まった？」

リ「そのココロは？」 サ「どちらもとうぶんオアズケ！」

論「糖分と当分かぁ上手い！」 リ「やっぱ加点したげて！」 兎「も、もう勘弁してください···///」

END 大喜利になってるw