伊縫 理久
なんでポケットが
光って――まさか!
光って――まさか!
伊縫 理久
これか!
それは理久達がタイムスリップ する前に拾った石だった。
神主
そ、その光はあの方が
恐れていたもの……!
恐れていたもの……!
伊縫 理久
あの方って?
神主
それよりもその光を
遠ざけてくれ!
遠ざけてくれ!
伊縫 理久
……はい
神主
更に近づけてどうする!
伊縫 宇美
いいわよ理久!
伊縫 宇美
その調子でやっつけ
ちゃいなさい!
ちゃいなさい!
伊縫 理久
オッケー宇美
伊縫 理久
……悪しき力よ、
我が手にある悌の石を
もって成敗致す
我が手にある悌の石を
もって成敗致す
伊縫 理久
いでよ、胡蝶之夢!
理久が唱えると、 石から無数の光の蝶が飛び出し、 神主を包み込んだ。
潟 藍猫
わぁ……
多瑠斗 苺子
すっご……
黑裂 槐
何が起きてんだよ……
世冴 遥
美しいですわ……
黒山 亜随
これ、夢じゃ
ないよね……?
ないよね……?
二神 翠華
紛れもなく現実、
だと思う……
だと思う……
そして光の蝶が消えたと同時に、 神主は膝を地面に付いた。
後城 徳葉
神主様!
神主
徳葉さん、
私はどうなって……?
私はどうなって……?
後城 徳葉
悪の力に呑まれて
いたのです
いたのです
後城 徳葉
ですがこちらの天人様が
助けてくれました
助けてくれました
神主
そうでしたか……
ありがとうございます
ありがとうございます
伊縫 理久
いや、俺は別に……
伊縫 宇美
ちょっとちょっと理久
伊縫 理久
なんだよ宇美
伊縫 宇美
さっきの呪文は何よ
伊縫 宇美
即興で考えたようには
思えなかったんだけど
思えなかったんだけど
伊縫 理久
呪文?
伊縫 理久
俺何か変なこと
言ってた?
言ってた?
黑裂 槐
自覚無いのかよ
世冴 遥
美しい光の蝶が
その石から飛び出して
その石から飛び出して
潟 藍猫
とっても綺麗でしたよ?
黒山 亜随
ボクあれで一気に
目が覚めたもん
目が覚めたもん
伊縫 理久
全く覚えてないんだが
多瑠斗 苺子
えぇぇもったいない!
二神 翠華
使ってる本人だけ
知らないんだ
知らないんだ
伊縫 宇美
あんなにカッコよかった
のになぁ
のになぁ
伊縫 理久
えぇ……?
後城 徳葉
皆様〜!
伊縫 宇美
徳葉ちゃん
潟 藍猫
神主さんは
大丈夫そうですか?
大丈夫そうですか?
後城 徳葉
はい、お陰様で!
後城 徳葉
それで、先程神主様にも
許可をいただきました
許可をいただきました
後城 徳葉
なので心置きなく
皆様にご同行できます!
皆様にご同行できます!
二神 翠華
おお〜
多瑠斗 苺子
やったね!
黑裂 槐
じゃあ早速出発するか?
黒山 亜随
明日にしようよ
黒山 亜随
ボク寝たい
世冴 遥
わたくしも賛成しますわ
世冴 遥
だってほら、
日没ですもの
日没ですもの
伊縫 宇美
それもそうね
伊縫 理久
時間経つの早いなぁ……