わたし、屋上で靴を脱ぎかけた時に
帽子をかぶった先客に、声をかけてしまった
蝶
夢花
口をついて出ただけ
蝶
蝶
帽子をかぶった子は、語る
蝶
夢花
夢花
蝶
そんなことくらいで私の先を越そうだなんて!
蝶
蝶
夢花
って帽子をかぶった子は、消えてった
さぁ、今日こそは と 靴を脱ぎかけたらそこに
ピアスをした男の子また声をかけてしまった
蝶
イザナ
ピアスの子は語る
イザナ
蝶
そんなことくらいで私の先を越そうだなんて!
蝶
イザナ
イザナ
と泣いてピアスの子は消えてった
そうやって、何人かに声をかけて
蝶
蘭
蝶
竜胆
追い返して
私自身の痛みは誰にも言えないまま
蝶
初めて見つけたんだ似たよな悩みの子
何人目かに会ったんだマスクをした男の子
蝶
春千代
春千代
口をついて出ただけ ホントはどうでもよかった
思ってもいないことても声をかけてしまった
蝶
春千代
蝶
蝶
春千代
蝶
蝶
春千代
目を伏せたまま消えてった
蝶
蝶
蝶
蝶
カーディガンは脱いで、一つ縛りをほどいて背の低い私は
蝶
夢花
イザナ
春千代
蘭
竜胆
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泣