名を呼ばれ、病に堕ちる。

**名前**：眠累 寝無（ねむるい ねむ） **性別**：男 **学年**：一年生（※だが“何年経っても変わらない”） **その他**：“永遠に一年生”であり続ける謎の少年。 そして七不思議の一番目 生病さん ---

『改めて"生病さん"とは』 七不思議の一番、“生病さん” その子、生病さんは一年生の中にいる そして、何年経っても全く変わらない でも、不思議と誰も“同じ子だ”って気づかないんだ 顔を見たことはある。話したこともあるのに "誰か”までは思い出せないもちろん名前も、声も でもね一年生だけは知っているし覚えているのでもね? 二年生になったら"記憶からその子のことだけが消える"んだ ……もし、思い出したり“生病さん”だと気づいてしまったら、 その人は——“奇病”になる……。

4人はその場から無言で立ち去った。 誰も口を開かず、ただ、ただ、足早に。 教室の空気が重すぎて、声を出せなかった。 階段を降りる音だけが、やけに大きく響く。

桜の手にはスマホ、画面には トーク履歴に、数年前のメッセージ 【2013年4月】 「今日の自己紹介で、隣の席の“寝無”くん、めっちゃ声ちっちゃくてビビったｗ」 「謎おおき人ｗ」 「ねー今度話しかけてみようよ！謎に気になるｗ」 そして今日 【2015年2月13日】 「君たちは特別♪」 「だからとっておき、"創作奇病"にしてあげる♪」 「存在しないから余計に治せない、良かったね♪」 と寝無 からメッセージがきていた、

そして 桜のスマホの連絡先に—— 『眠累 寝無 』 という名前が、何食わぬ顔で追加されていた。

カシャｯ

三好 天使病? 如月 花咲病 月乃 バグ病 高橋 ?

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ!