余命持ちの利太君と

憂鬱。

夏休みに入り

遊ぶ予定などなく

家でゴロゴロする午前中

母に買い出しを頼まれるが寝たふりで回避

そこに異世界から来た魔王が！

少し錆れた滑り台の手すりを使い

だらしなく階段を一段一段踏みしめる。

滑る台の部分はまるで

あつあつのフライパン

そう呟いてあつあつのフライパンの上を

滑った。

死にかけの蝉が弱々しく飛ぶと同時に

と、冷たさ99ぱーせんとの態度をとる。

いや、98パーかな？

冷た！冷たいのはアイスだけにしとけよ！

なんて、自分に自分でツッコミをいれる。

不思議な少年に会いました、まる。

そう言えば、歳聞いてなかったな

それに、服装が____

超絶ダサかった。

頭の隅っこに置いておくか……。

どうやら今日は夏休みが終わり二学期が始まる日らしい。

そして、転校生が来るらしい。

転校生……ねぇ……。

紹介されてないのに仲良くなんて難問ですなー。

それにぼうよみですなー。ふむふむ。

無視されたな。

答えたくない事でもあるのかな？

まあ、いいか……。