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いつもどうりの日だった

いや、

いつもどうりだと思ってた

その日もいつもと同じように休日を過ごしていた

そしたらすごい勢いよく階段を上がる音が聞こえた

その音にびっくりしたのか兄弟みんな自分の部屋から出てきて

青ざめたなーくんは言ったんだ

“莉犬くんが刺された“

それから先は覚えてない

気付いたら日が落ちていた

ずっと泣いたのか目が腫れていた

神様、

莉犬くんが何をしたっていうの？

何も悪い事してないのに

寧ろ何もしてないのにいじめられて

兄弟にも暴言吐かれて

なんで、、

なんで、

その日の夕方なーくんが莉犬くんが居る病院へ行こうと言い出した

もちろんみんなその意見に賛成だった

皆不安の気持ちでいっぱいになりながら病院へ向かった

病院に着いたら莉犬くんのお仕事関係の人がいた

その時手術中だったランプの灯りが消えた

そしてお医者さんがでてきた

その日僕達は莉犬くんにも会えず家に帰った

手術が終わってから半年が過ぎた

莉犬くんはまだ、

目を覚ましていない

最初は何もかも受け入れられなかったけど

もう事件について受け入れられた

ていうか受け入れざるを得なかった

だって

あの時の元気な莉犬くんをどれだけ待ってもどれだけ願っても

ずっと病室で静かに眠っている莉犬くんしか居ないんだから

活動については無期限休止をするらしい

事件の数日後莉犬くんの所属してる事務所の人がTwitterで発表してた

そこには悲しむ人の反面

喜んでる人達が沢山いた

そんなツイート見たらその人達がやったんじゃないかと思ってしまう

そして未だ犯人は捕まって居ない

そして僕は決めたんだ

いや、事件の日からずっと決めてたのかもしれない

僕の手で犯人を

“殺してやる“ってね

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