この作品はいかがでしたか?
200
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青
桃
「たとえ顔が見れなくても。」後編
スタート
青
青
???
桃くんが来てから、何も辛いとか、苦しいなんて感じなくなった。
まるで、あの時のように。
名前を忘れてしまって、もう顔も覚えていないけど
片思いしていたあの子と同じように。
いつものように、公園で遊ぼうとしていた。
僕がここに捕まる半年前の日のことだった。
家はかなり荒れていた
だからいつも夕方になると追い出された。
友達とかもいないから、一人で遊ぶしかできなかった。
???
青
僕とおんなじ頃ぐらいの子が泣いていた。
きれいな顔立ちで、思わず口を開けていた。
その子も家がかなり荒れていたらしい。
幸い母のほうが優しいらしく、受けていたD〇に巻き込まれないよう、ここの公園に連れてきてそのまま母だけ、家に向かったらしい
そこから僕たちはよく遊んでいた
だけど、長くは続かなかった。
モブ1
青
モブ1
青
モブ1
青
モブ1
青
青
???
あの時いかなければよかった。
そう、後悔した
青
モブ1
青
青
そこから地獄ともいえる日々が始まった。
毎日死ぬんじゃないかと思い、怖かった
桃くんが来たとき僕の中で何かが回った音がした
動かなかった歯車が回った音だった
ここから逃げる決意が固まったのだ
もちろん桃くんと。
青
桃
青
桃
...青、か。
青っていうたびにあいつのことが思い浮かんでくる。
昔、俺に名前を付けてくれた奴
…また会えたらどんなに幸せか
大好きだったあの子に、好きだ。と伝えたい。
そして、名前を付けてくれたことに、ありがとう。って言いたい。
たとえ、あの子が忘れていたとしても、性格とかが変わっても、
もう一度逢えたらなぁって、w
桃
桃
桃
幸せだったなぁ...ッッ
翌日
青
桃
青
桃
青
脱獄しない...ッッ?
桃
桃
青
桃
桃
青
一緒に死のう?
桃
青
青
青
青
桃
桃
青
青
青
青
桃
...もう会えないと思う。
大好きだったあの子には。
...だから、もうあきらめようと思った。
でもねッ、すきって言うか、どうかわからないけど、
話していくうちに、僕の胸がきゅうってなる人がいるのッ
それはねッ
桃くん。
青
青
青
青
...ッそっか。
青
青
__当たって砕けろ!青ッ!ニコッ
青
青
青
桃くんに思い伝えたいッ!
だから、もし...もし脱獄できたなら、告白してみようと思うッ
片思いでもいい。ただ、好きって伝えたい。
"大好き"だよ。桃くん。
桃
青の声...ッ震えてた...ッ
怖いんだな。きっと...ッ
明日の夜に決行だからね...ッ
桃
桃
どうしても青を守りたかった。
...青とは、どこかで会ったような、奇妙な感覚だった。
懐かしい声だった
...まさかなとは思っているもの、俺の本能は
青を守る
それに従って体が動いている
誰も体には逆らえない。
たとえ神様でも。
桃
桃
...死なないでねッ___
桃
その約束、きっと守れないよ。
翌日の夜
青
ついに来た...ッこの日がッ
出来るかもしれない...いや、できるッ!
僕は目がいいから、あの人のどこに鍵があるかもう分かっている
そこからばれないよう取って、開けて逃げればいいだけ。
もうそろそろ来るだろう
トコトコトコトコ...
青
モブ1
鍵...あった!
ばれないように...ッ
青
青
あとは鍵を開けるだけ。
ガチャンッッ!
でも早く逃げないと鍵を探しに来るッ!
青
桃
青
青
桃
青
桃
桃
桃
命に代えても青を守る
桃
叶えられないかもしれない
青
青
青
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
おい待て!!
桃
青
青
青
青
青
桃
...口パクでなんか言ってる...ッッ?
桃
に...げ...ろ...ッッ
青
でもきっと帰ってくるよね...ッッ
青
青
青を守る...ッッ
青
青
青
青
青
桃くん!!
現実
朝
青
青
青
青
青
大粒の涙が1粒、2粒…と頬を伝って流れてきた
青
もういないかも...ッッ
青
青
青
青
桃
桃
青
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
青
青
桃
桃
桃
青
青
桃
青
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
桃
桃
桃
青
青
青
青
青
多分もう会わないと思うから...ッ
この想いだけはもらってほしい...ッ
桃
桃
青
桃
桃
桃
桃
青
桃
青
2人はそう言いながら、誓いの口付けをした。
これは二人が結ばれる、1年前のお話___
結ばれた時の話は___また、今度話しましょうか。
___end____
コメント
1件
最高なんだが?