俺たち 今日から親友な!
來斗
甲斐
俺たちが出会ったのは 高校に入り、まもなくで 昼飯に屋上で会うようになり、 仲良くなっていった。
ドンッドンッッシュッ
來斗
キャァァァァァ⤴︎ 來斗様やっぱ最高♡
甲斐
來斗
部活は甲斐と同じバスケ 練習はハードだが楽しい。
登下校はいつも一緒だ
甲斐
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
女の子
女の子
甲斐
來斗
本当は死ぬほど悔しいくせに
來斗
甲斐
甲斐
いつもお互い考えてることは 大体分かった
來斗
甲斐
來斗
甲斐
雨の日も甲斐がいれば最高だ
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
來斗
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
來斗
甲斐
甲斐
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
キーンコーンカーンコーン
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
先生
先生
先生
來斗
甲斐
來斗
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
今日は甲斐の家に遊びに来た。
來斗
甲斐
來斗
甲斐
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
甲斐
來斗
俺は見てしまった。
甲斐の腕の深い傷を
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
甲斐の話は1ミリも頭に入って来ない
だって少し見える鎖骨辺りに 大きな痣があったから。
俺はなぜか連絡も無しに欠席した 甲斐にプリントを届けに来ていた。
來斗
來斗
ガッシャーーーン アンタなんてっ 産まなきゃ良かったわっ!
來斗
ご、ごめんなさいっ お母さんっ気をつけるから許してっ
お前のせいで、お父さんが 出ていったのよっ!
ごめんなさいっ お父さんの分まで頑張るからっグスッ
喋らないでっ 気持ち悪いわっ!
バチンッ
痛ったっ…
泣くんじゃないわよっ! アンタより私の方が辛いんだからっ
早く出ていきなさいっ
甲斐と甲斐の母の会話を外から聞いていた俺は、影に隠れた。
甲斐
來斗
甲斐
來斗
俺は顔が腫れた甲斐に話しかけられ なかった。
そんな光景を何度も何度も 見かけた。
日に日に増える、甲斐の体の痣。 腕にはもう数え切れない切り傷。
気づいていた 俺だけが 気づいていたの_______。
甲斐はたくさん学校を 休むようになった
今日も来ていない。
來斗
先生
先生
先生
來斗
先生
先生が珍しく泣きそうだった。
ピーンポーン
俺は迷わず、甲斐の家に訪れた。
甲斐の母
力なく答えたのは甲斐の母親だった。 甲斐が転校したのに、なんでまだ家が残っているのか不思議に思った。
來斗
自己紹介もせずに要件を言う
甲斐の母
來斗
甲斐の母
來斗
甲斐の母
來斗
俺は殴りたい衝動を抑え走り出した
甲斐
甲斐
來斗
俺は全力で走り続けた
なんで、なんでっ
気づいていたのにっ
俺は見て見ぬふりをっ!
來斗
來斗
甲斐
甲斐
甲斐
ガチャッ
來斗
來斗
甲斐
甲斐
甲斐
甲斐
ヒューーーーグシャッ
來斗
そこで俺の意識は途絶えた
來斗
ここはどこだ
來斗
あ、死んだんだ。
來斗
泣くなよw
來斗
そんなわけないよな笑 甲斐は死んだんだ。 話しかけられるわけがない
おーい、聞こえてないのか?
來斗
來斗
甲斐
來斗
甲斐
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
甲斐
甲斐
來斗
甲斐
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
來斗
來斗
甲斐
來斗
來斗
來斗
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
來斗
甲斐
來斗
來斗
甲斐
俺は力いっぱい甲斐を抱きしめた。
〇にたい。
甲斐
甲斐
甲斐
甲斐
お母さんはよく、殴られて帰ってきた
どうしたのって聞くと、 こうでもしないと必要としてくれないのよっ と言って、俺を殴り続けた。
甲斐
甲斐
甲斐
甲斐
甲斐
甲斐
甲斐
甲斐
甲斐
甲斐
お母さん、俺には必要だったよ。
甲斐
來斗
甲斐
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
甲斐
來斗
來斗
甲斐
來斗
甲斐
甲斐
來斗
甲斐がいなくなって、 3度目の春が来た。
來斗
來斗
來斗
風にのって 桜の花びらが舞う
なんだか甲斐が笑っている気がした。