あてんしょん この物語はフィクションです。 BL作品となっております。 苦手な方は引き返しましょう() 地雷様や同担拒否様も引き返しましょう() 通報禁止
俺は孤独だった。
父親は俺が生まれる前に、
母は俺を育てるため、 働きすぎて風邪を拗らせて肺炎で死んだ。
兄弟もいないし、親戚は会ったことも 無いから何処にいるか分からない。
愛する人がいない世界で俺は今日も、 意味の無い呼吸をしていた。
桃
夜勤明けの朝、俺は家に帰る。
生きている内はせめて、社会の役に立つ 人間であろうと思った。
重い体を引きずりながら、 家へと足を動かした。
テクテクテクテク
いつも通りの帰路、、、
いつも通り、、、
ふわっ
桃
突然、とても良い香りが俺の鼻を くすぐった。
桃
俺は蜜に集まる虫のように、気がつけば 匂いのする方へと歩き出していた。
そこにはまだかなり新しい、 新築の建物があった。
桃
近くにこんなカフェがあったなんて、、、
給料日からまだ間もなかったので とりあえず入ってみることにした。
カランカランッ♪
少し小さめだが、オシャレなカフェだ。
俺はカウンターの端の席に腰掛けた。
桃
メニュー表にはオムライスや サンドイッチなど、メジャーなものが 多く揃っていた。
桃
桃
俺には勿体ないくらい、 眩しいほど明るい雰囲気の店だ。
コトッ
桃
ごくっ
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
コトッ
桃
桃
桃
俺の前に置かれた出来たてのオムライス。 俺をここに導いた匂いの元だ。
桃
桃
桃
青
青
青
桃
青
青
その人は、
いや、青さんは、
俺の中の何かを変えたような気がした。
青
桃
青
桃
俺はよくこのカフェに来るようになった。
そして、青とはとても仲良くなっていた。
青
桃
桃
青
末期の膵臓がんなんだ、、、
桃
青
桃
青
『1週間』
桃
青
桃
桃
青
桃
青
青
桃
青が、、、死ぬ?
末期の膵臓がんなんて、、、 生存率5%も無かったんじゃ、、、
1週間後
青
青
桃
青
本当にコイツが、、、?
ガシャンッッ!!!!
桃
なんだッ、今の、、、
ダダダダダダダダッ!
桃
そこには、、、苦しそうにうずくまっている
青がいた。
桃
桃
桃
今考えればなんで青は この日までずっと働いていたんだ?
どうして?やりたいことくらい、、、 沢山あったはずなのに、、、
病院の先生
桃
桃
病院の先生
病院の先生
桃
病院の先生
病院の先生
桃
コンコンッ
ガララララララッ
桃
青
桃
青
桃
青
青
青
俺と、、、同じ?
青
青
桃
青
桃
青
桃
桃
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
青
ピーッピーッピーッピーッ
桃
桃
桃
病室には、初めて涙を流した俺と、 笑顔で横たわる、、、 冷たくなった君だけが残された___
カランカランッ♪
桃
その後、俺は、
末期の膵臓がんである事が分かった。
そして、青が働いていたカフェで 働き始めた。
いずれにせよ、叶わない恋だった。 切ない思い出となったが、 どうしても君を忘れたくなかった。
一生懸命、笑顔を作って 今日もまた、お客さんをもてなす。
桃
桃
この人、、、 めっちゃ真剣にメニュー表見るなぁ、、、w
桃
桃
俺は青が淹れてくれたコーヒーの味に 近づけるよう、毎日のように努力した。
口に合うといいんだけど、、、
コトッ
桃
桃
桃
この仕事も、、、悪くないな、、、
桃
桃
桃
あ、照れてる、
その姿はまるで、、、
桃
あれ、もしかして、、この人、、、
『、、、お客さん、疲れてます?』
コメント
13件
ちょ、解説見てこよ〜
ごめん今回没ったかも、、、( ˙-˙) 解説は欲しければ後日書きま〜す✌️
はっきりいって、、、神 悲劇は繰り返される、、、みたいな? 白い子って青ちゃんになるのかな?