この作品はいかがでしたか?
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コメント
3件
Eno.さんの作品、とても好きなので最近、投稿頻度が多いの助かります!
オフイベから数日後。
そろそろ、大学も夏休みに入ろうとしていた。
今年こそは。先輩といっしょにどこかへ行きたい。
そんな思いを抱えていたとき。
赤
水
後ろを振り返ると、前髪をあげてクリップで留めている生徒が。
水
彼とは、小学校からの親友。
大学も、仲良く一緒に入ったが、学科が違うのであまり同じ講義を受けることは無かった。
赤
隣に座りながら、笑顔で問う。
水
赤
赤
赤
水
水
赤
赤
水
そんな他愛もない話をしていたとき。
桃
先輩がやってきた。
と、隣にはいふくんも。
桃
赤
桃
赤
水
何なんだ。一体。
先輩が来たかと思えば、りうちゃんに夢中で。
もしかして、りうちゃんの事すきなのかな…………、
水
青
水
突如、いふくんから腕を引っ張られた。
また、触られたところが、熱くなりはじめる。
青
心地よい風が吹き抜ける。
とはいえ、夏なので蒸し返すような熱さで汗が滲み始める。
水
水
青
青
水
水
水
青
青
水
青
水
青
ほとけを連れて、屋上まで上がる。
もう、あの辛そうな表情は見たくなかった。
水
水
こんなときに何だ、とは思うが、 汗でちょっと濡れているほとけがえろい。
青
青
水
図星だと言うように、視線をずらすほとけ。
水
水
もう、その答えは解っているだろうに。
まだ、まだ。信じたくないというような表情で、
問い掛けるそんな君が愛おしくて堪らない。
青
青
水
地面から、俺に視線をゆっくり戻すほとけ。
青
水
解ってしまった答え。
その先を紐解くように、ほとけを静かに引き寄せる。
水
軽く、唇を触れさせるだけのキス。
それだけなのに、肩を震わせ目をギュッと瞑る君。
そんな姿が、いじらしい。
水
いふくんに、告白された後キスされてしまった。
しかも、彼女持ちなのに。
だけど、僕を見つめる視線があまりにも一途で。
何も言うことは出来なかった。
青
そう言うと、いふくんは屋上から出ていってしまった。
水
まだ、頬は熱くなっていくのをやめない。
この恋の方程式の解は、どうすれば導き出せるんでしょうか……、?
♡600⇒