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作者
太宰 氷雨
作者
ああ……愛しい我が君 気高く麗しい悪の華 貴方こそが世界で一番美しい ──鏡よ鏡、教えておくれ この世で一番……… ──闇の鏡に導かれし者よ 汝の心の望むまま、 鏡に映る者の手をとるがいい 明月(ほし)をも灰にする焔炎(ほのお) 刹那(とき)をも封じ込める凍氷(こおり) 蒼穹(そら)をも飲み込む大樹(たいじゅ) 闇の力を恐れるな さあ──力を示すがよい 私に 彼らに 君に 残された時間は少ない 決してその手を離さぬよう────
ずっと兄さんと一緒にいた。 まだ5つの頃私は兄さんの背後にひっついて何処までもついて行った。 幼い頃、兄さんにこう言われた「置いてかないでね。何処までも付いてきて」 私は頷いた。その時の兄さんの顔は、何時もより頬が緩んでいる気がした。 でも、私を置いて行ったのは兄さんだった。 織田作たちと話している兄は笑顔だった。 あんなに、死にたがっていた兄は酸化したこの世界で楽しそうに笑ってた。 愛想笑いじゃないことぐらいすぐにわかった。 なんでか分からないけれど、胸が締め付けられているような感がした。 私は、この感情をどうすればいいのだろう・・・ こんなことを考えながら私は眠りについた。
太宰 氷雨
???
棺桶が燃える
太宰 氷雨
???
太宰 氷雨
氷雨の叫び声が響き渡った。
太宰 氷雨
???
太宰 氷雨
グリム
グリム
太宰 氷雨
そんなことを呟きながら氷雨は建物の奥へと走っていった。
グリム
そうして、鬼ごっこが始まった・・・
作者
作者