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太宰
気がつくと白くて小綺麗な部屋
その部屋の白いベッド、2人でも広々使えるであろう大きさ
どうにかして眠る前のことを思い出す
太宰
太宰
1人で悶々とする
中也
太宰
いつの間にか開けた扉にもたれかかっていた中也
中也
太宰
ベッドから起き上がりソファに腰掛ける
中也
中也が温かい珈琲の入ったカップを手渡す
太宰
なんだか気恥しい
太宰
中也
太宰
中也
中也
確かに何も変わっていない
太宰
太宰
私が来るからと急いで掃除したようには思えない
中也は1口珈琲を飲むと、カップを少しくちたら話して答えた
中也
中也
太宰
しばしの沈黙の後、こくりと中也は頷いた
太宰
幹部時代、、、いや、もっと前
会ってすぐからかなり森さんは私に良くしてくれていた
が、これはさすがに、、、
太宰
中也
そりゃそうだ、勝手に組織をぬけた幹部を見逃した挙句に部屋を首領自ら掃除するなんて
太宰
中也
太宰
太宰
中也
外がザワザワしている
太宰
太宰
中也
薄情な返事とともに部屋の扉が[バンッ]と行き良いよく開いた
森
扉の先にいたのは案の定森さんだった
柄にもなく走ってきたのか汗をかいている
森
森さんは冷静に私に近ずいて来る
森
私は咄嗟に中也の横に行き森さんと距離をとる
森
誰だって隠れるだろう
組織をぬけてから部屋の掃除を自分でするってだけでも執着を感じるのに
こんなに急いで帰ってきて、ニコニコ近ずいてきたら怖いどころの話では無い
一定距離離れて欲しい
中也
森
太宰
ふと、気がつけば
数刻前までの頭痛と苦しさが消し飛んでいた
太宰
無理に取り繕わなくていいからだ
素のままで居られる
別に、武装探偵社に居づらいとかでは無い
ただ
ただ
私はあそこでは大人で居なくてはいけない
森
森さんに声をかけられ、頭のごちゃごちゃを一旦置く
森
太宰
中也
何となく落ち着いてしまうのは、ここが昔馴染みで、素の自分を知っていて
子供のようにしていても大丈夫なくらい
私が、、、“僕が”失望されることがないとわかっているからだ
なんと弱い生き物
心のどこかでは、失望されないとわかっていても
今、この瞬間も失望されないかと心配し、綱渡りのような息苦しさが伴ってくる
森
中也
中也
そして、そそくさと森さんと中也が私をベッドに寝かせてくる
さっきの息苦しさもなくなって行く
太宰
森
中也
太宰
私の返事わ聞くと、2人はほっとしたような顔をした気がする
視点[中也]
首領と一緒に廊下を歩いていると、首領は俺に問いかけてきた。
森
中也
中也
中也
そう言って姉さんの部屋へ行こうとすると、首領は微笑んで言った
森
森
中也
首領の優しい笑顔
しばらく歩いて、つぶやく
中也
あ、帰ってきたんですね
どうですか、プロローグは
まだ、この世界除きたいですか?
あくまで私は観測するだけですけど
まぁ、描きたくなくなったら
それでこの世界の終わりなんで
消えないといいですね
私の気分次第ですが