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轟焦凍

緑谷、そっち無事か?」

緑谷出久

うん!轟くんの方は!?逃げきれた!?

轟焦凍

多分な」

轟焦凍

奴の背面方向に逃げてる」

轟焦凍

プロたちが避難誘導してくれてる」

その場を後にした私達は人が多い駅まで出てきていた。 一般人とお巡りさんで溢れかえっている。

どうやら私達を助けるために 緑谷くん、飯田くん、切島くん、轟くん、百ちゃんの

計5人で来てくれていたらしい。 本当に感謝してもしきれない。

緑谷出久

僕らは駅前にいるよ!あの衝撃波も圏外っぽい!

緑谷出久

奪還は成功だよ!

爆豪勝己

いいか、俺ァ助けられたわけじゃねえ

爆豪勝己

一番良い脱出経路がてめェらだっただけだ!

切島鋭児郎

ナイス判断!

爆豪勝己

オールマイトの足引っ張んのは嫌だったからな

遊戯〇〇

〜〜〜っ

緑谷出久

!?、ゆゆゆ遊戯さん!?どうしたの!?

安心からか涙が込み上げてきてポロポロと溢れ出た。 止めたいのに、泣きたくないのに止まらない。

轟くんとの通話を終えた緑谷くんが 泣いている私を見てとても慌てていた。

遊戯〇〇

ごめっ、自分で思ってたより怖くてっ…

緑谷出久

そうだよね、怖かったよね…

緑谷出久

よかったらこれ使って!

緑谷出久

って、僕のなんて嫌だよね!?ごめんね!?

遊戯〇〇

いや!嫌なんて全然!

キョドりつつも緑谷くんがハンカチを渡してくれる。 カッコ悪いなぁ、私。

爆豪勝己

…… キュッ

遊戯〇〇

ハンカチを有難く使わせて貰っていると、 隣にいた爆豪くんが無言で手を握ってくれた。

温かくて私よりも一回り大きい手は、 この場で安心するのに充分だった。

遊戯〇〇

二人共ありがとう

遊戯〇〇

ごめんね、爆豪くんも怖かったろうに私だけ泣いて

爆豪勝己

怖くないって言ってんだろ!

爆豪勝己

あんなのヨユー過ぎるわ!

と、怒ってたけどその声がいつもより控えめで優しくて。 思わず笑みがこぼれた。

オ リ ジ ン 組 に 愛 さ れ つ つ ヒ ー ロ ー 目 指 し ま す 2

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