俺らが憧れた人。

体育祭は幕を閉じ、

いつも通りの放課後。

いつ見ても、

俺は部屋に独り。

どこからかおばさんの声が聞こえた。

俺にはもう関係ない。

分かってても無視はできなかった

スマホのメモを確認しながら歩いていく

ﾄﾞﾝｯ

めんどくさい奴とぶつかってしまった

怪我とかしてなくね？？

そう言って、殴りかかってきた。

誰かｯ、助けてｯ＿＿＿＿

みんな冷めた目でこっち見てる...

誰も助けてくんないんだ。

誰か...ｯ、早くｯ...

"彼奴"が出てくる前に...ｯ

全身の力が抜けた。

やばい。

また、"彼奴"が...

買い物に来たら何故だか

辺りが騒がしかった

見てみるとそこには、

助けようと思った。

でも、一瞬すち君の言葉が頭によぎった

『九尾の狐。』

少し、助けるのを躊躇ってしまった。

確かめてみたくなった。

今思っては、

もっと早く、

助けるべきだった。

ﾄﾞｻｯ

相手を押し倒して、

右手を上にあげた。

さすがにまずいと思って、

止めに入った。

ｶﾞｼｯ

そう言って無理やり手を引いた。

九尾の...狐...ｯ

やってしまった。

そして....

何この状況...！？

これ、傍から見たら、

べーこんれたs((

昔の俺なら、

信用出来なかっただろうな。笑

俺はほんとに、

みことの、

嘘のないまっすぐな目が好きだ。