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僕には双子の弟がいた
葵
碧斗
僕は優秀だったけど葵は出来損なかった
母はいつも僕ばっかり見ていた
葵は少しでも振り向いて貰えるように努力していた
何度も
何度も
何度も
けど母に振り向いて貰えなかった
そんな日常が続く中
葵が自殺した
すぐに助けに行った
けど
間に合わなかった
葬式の時は胸が痛かった
葵の部屋を片付けている時だった
碧斗
碧斗
1枚めくったら
表紙が出ていた
その名は
碧斗
碧斗
もう1ページをめくった瞬間だった
僕は愛されたことがなかった 母親には殴られみんなからはいじめられる そんな日々が嫌になった 最初は慣れていくつもりだったけどもう心がボロボロになっちゃった 母だって僕がいなければ笑って過ごせるんだろうな
そうだ僕を愛してくれる人を書こうそうしたら もう
苦しむことは無い
碧斗
碧斗
そこには主人公の葵と相手の司という男が書かれていた
碧斗
碧斗
碧斗
碧斗
翌日
僕はそっと
葵の墓に置いた
これで葵が元気でいてくれるなら
と思った時だった
2匹の鳥が僕の頭の上に花かんむりを乗せた
僕はその瞬間言った
碧斗
碧斗
碧斗
僕はふっと笑いかけ
葵の墓に抱きついた
BADEND
なまけ