青黄の物語

青黄BL 苦手な方・地雷さん　回れ右 注意・報告　❌ 少しRあり？ よろしくお願いします🙇⤵️

💙🐐side

僕たちは、付き合い始めて 3年以上が経つ

自分で言うのも、なんだが ラブラブだ

でも、夜の方は全然で

半年前に1回だけだ

僕だって我慢した

けど、僕だって男だ

だから その日、半分、無理矢理な感じでシた

でも、君は気持ちよさそうにしてくれていた

それが僕は とても嬉しかった

僕自身 ハジメテの君に痛い思いしてほしくなくて

念入りに準備だってした

君の負担を大きくしないように

激しくもしなかったし

1ラウンドでやめた

それから1週間を経ってからまた誘った

それなら仕方ないと思った

それから、また1週間が経ち もう1度誘った

気分じゃない時に無理矢理シて 嫌われたくなかったから

そう笑顔で返事をした

そんなことが続き とうとう今だ...

別にヤらないだけで キスやハグはする

でも、舌は入れさせてくれない

と、言っても 入れたら

そう可愛く怒るだけだ

そんなこと考えていると

君が袖を引っ張った

これは、君が キスして欲しい時の合図だ

だから、僕はキスをする

いつも通り怒るだけだろうと思い 舌を入れた

でも、今日は違った

バチンッ！！

そう大きな音が鳴った

一瞬何が起きたのか わからなかった

すると 君は涙目で僕を睨み付け

そのまま出ていってしまった

僕は意味がわからず その場で硬直した

僕の記憶はそこで途絶えた

起きると もう昼の12時を回っていた

僕は机に置いてある 1枚のメモを見つけた

そこには

「さようなら」

そう一言だけ書いてあった

僕は焦って緑のアプリを開いた

そこには、君からのメッセージが一件あった

「同居はやめて、距離をおきましょ」

それだけだった

僕は君に

「話し合えない？」

そう送り、君の部屋を覗いた

そこには、君のものはなくなっていて

君が出ていったことを実感させられた

💛🐹side

僕は君が大好きだ

きっと、君が思ってる以上に...

前に1回だけヤったことがある

その時の君は いつにも増してカッコよく見えた

僕はどんどん君を好きになる

でも その度、怖くもなる

もし いつか振られてしまったら

君を手放せなくて 最低なことをしてしまうかもしれない

それが本当に怖くて

エッチもしたくなかった

違う...

できなかった

それでも僕は君に少しでも触れたくて

キスやハグはした

君はすぐに舌を入れようとしてくる

それが実は嬉しかった

でも、気付いてしまった

僕はキスする度

舌を入れられる度

もっと、もっと 好きになっていることに

今日も君が 舌を入れてきた

僕はこれ以上好きになるのが怖くて

思わず

彼の頬を力強く 叩いた...

僕は君を睨み付け

そのまま家を出た

家を出ると 涙がこぼれてしまった

あれから1週間が経った

僕はたぶん君にブロックされている

前に送った

「話し合えない？」

💙🐐side

そのメッセージにも既読がないままだ

仕事の連絡は基本 💜ーくんを通して行っている

昨日の放送だって

普通の会話のように聞こえるが...

君はもう前みたいに

「💙🐐ちゃん」

そう呼んでくれないんだね

今だってほら

“くん”呼びだ...

この日の放送は ずっとこんな感じだった

僕は💜ーくんに メッセージを送った

そう送って僕は緑のアプリを閉じた

💛🐹side

どうしよう...

なんの準備も無しに 家を出ちゃったから、スマホしか持ってないや

行くとこないな...

❤️🐶に相談しよ...

ﾌﾟﾙﾙﾙ

💛🐹side

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

💛🐹side

そう言ってホットミルクを出してくれた

自信なんてもてないよ...

僕よりも魅力的な人は この世にたくさんいるんだよ？

だから、いつ君の気持ちが離れてしまうか だってわからないじゃん

💛🐹side

ｶﾞﾁｬ

早く荷物だけ取って ❤️🐶の家に戻ろ

💙🐐ちゃんは優しいから心配するよね...

「さようなら」

そうメモを残した

これだけだとダメかな...

僕は緑のアイコンをタップした

「同居はやめて、距離をおきましょ」

こうすれば彼も心配しないだろう

💛🐹side

💛🐹side

それからというもの 僕はなるべく距離を置いた

彼とは個人的な連絡は取らず

仕事の連絡は 💜ーくんを通して行ってる

それだけじゃない

放送でもだ

もう「💙🐐ちゃん」なんて呼ばないよ

これ以上 君から離れられなくならないようにね

放送が終わり僕は寝てしまった

朝起きると一件のメッセージがあった

それは💜ーくんからで

仕事の相談かな...？

送信っと

💙🐐side

早めに💜ーくんの家言っても大丈夫かな...？

早く支度しよ

1時間後

そろそろ行こ

💙🐐side

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

30分後

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

💛🐹side

玄関...

💛🐹&💙🐐side

ｶﾞﾁｬ

💛🐹くん来たのかな

ん？誰かいる...？

💙🐐ちゃん、💜ーくんに用あったのかな

それだったら、邪魔しちゃダメだよね

僕の精一杯が君に伝われ...

ごめんね

僕は弱虫で臆病だから

君を突き放すことしかできないや

久しぶりの💙🐐ちゃん呼びにドキッとした

考える前に口が動いた

君から放たれた言葉は 思いもよらないことだった

涙がこぼれ出した

好きになりたくない？

まだ僕のこと好きってこと...？

ｷﾞｭｯ

そう僕が耳元で呟くと

君は頬を赤く染めて

それから半年後

僕たちの左手の薬指には

キラリと光るものが

ついていたとか

いなかったとか