梅宮
…近づいてみるか
梅宮
…綺麗だな
桜
スー……スー…
梅宮
ふ……かわいい
すり…
桜
…っん
梅宮
あ、やべ
梅宮
無意識に手が……起きたか…?
桜
………
梅宮
…大丈夫か
梅宮
…
さわ… なで、なで
梅宮
…髪、さらさらしてるな
桜
…ん……ふぅ…
すり…
梅宮
っか、!
バッ
梅宮
ふっ……危なかった…
梅宮
…
なで、なで
桜
ん"……ぅ"~…
梅宮
…は、は……顔、真っ赤だ
梅宮
俺の育ててるトマトみてぇ…
”さくらくーん”
”さくらさーん!”
梅宮
…誰だ?
蘇枋
あ、いたいた…って、君は…
楡井
えーと、1年生の梅宮くんですね!
梅宮
っえ、なんで俺の、名前
楡井
ふふん、俺は学校の生徒全員の名前を覚えていますからね!
楡井
1年生達もすぐに覚えちゃいました!
蘇枋
さすがだね、にれくん
楡井
えへへ〜、そうっすかー?
梅宮
その制服…3年生…?
蘇枋
うん、そうだよ
梅宮
3年生がなんでここに…?
蘇枋
桜くんを回収しに来たんだ
楡井
そんな桜さんを荷物みたいに…
蘇枋
ほら、桜くん
蘇枋
起きて
楡井
桜さん、起きてくださいっ!
桜
ん……
桜
…………ぁ"?
桜
…んでお前らがここに…
蘇枋
もうすぐ”さぼてん”で焼きたてのカレーパンが売られる時間だよ
楡井
桜さんこの前”焼きたてが食べたい”って言ってたじゃないですか!
桜
あー…そうだったか……?
楡井
そうですよ!さ!完売する前に行きましょう!
ぐい、ぐい
桜
あーっ!わーった!わーったから引っ張るな!
蘇枋
相変わらず強引だね
桜
っち……あ?
桜
…お前もいたのか
梅宮
え、あ、
蘇枋
桜くんの知り合い?
桜
…ダセェやつ締めてたら声掛けられた
桜
アイツに
蘇枋
へ〜、そうだったんだね
蘇枋
うーん、じゃあここで会ったのも何かの縁だし、君も一緒に行く?
桜
は、はぁ"あ"っ?!!
桜
なんで俺がコイツとっ!!
蘇枋
どうする?行く?行かない?
桜
聞けよっ!!
楡井
あっはは…まぁまぁ桜さん…一旦落ち着きましょ?
梅宮
い、行きます
梅宮
行かせてください
蘇枋
よし!それじゃあ行こうか
桜
っ〜〜〜!!
楡井
さ、桜さん落ち着いて!
桜
っクソ!!
桜
遅れんじゃねぇぞ1年
桜
遅すぎたら置いて行くからな
梅宮
!はい
蘇枋
あははっ!桜くんはやっぱり桜くんだね!
楡井
…それで
楡井
なんで梅宮くんを連れて行こうと思ったんです?
楡井
桜さん、”3年以外”とは絶対に関わりたくないって言ってたのに…
蘇枋
…それはね、にれくん
蘇枋
桜くんをできるだけ他の学年の子達と関わらそうっていうのが半分
蘇枋
もうひと半分はね…
数十分前…
楡井
もー桜さんはどこ行ったんですかぁっ!
楡井
せっかく焼きたてのカレーパンが売られる時間を聞いたのにぃ…
蘇枋
まぁまぁにれくん
蘇枋
桜くんここ最近忙しかったからさ、忘れちゃってるんじゃないかな?
蘇枋
桜くんは誰よりも、
蘇枋
…俺たちよりも動いてるからさ
楡井
……
蘇枋
あ、そうだ!
蘇枋
俺とにれくんで手分けして桜くんを探そう
蘇枋
俺はあっちを見てみるからにれくんはそっちを探して来てくれる?
楡井
え、あ、わ、分かりました!
蘇枋
にれくん
楡井
は、はい
蘇枋
…絶対に時間に間に合わせようね
蘇枋
桜くん、あそこのカレーパン大好きだから
楡井
っはい!!
蘇枋
…手分けして、って言っても
蘇枋
なんとなくどこにいるのか分かるんだよなぁ
蘇枋
…あ、誰かいるね
蘇枋
……桜くん、見つけた
蘇枋
早速にれくんを…って、あれ?
蘇枋
あの子は…1年生の梅宮くん?
蘇枋
なんで桜くんと屋上に…
蘇枋
…あ、梅宮くんの顔が赤く…
蘇枋
……ほほう、そういうことか
蘇枋
いいねぇ、青春だね!
蘇枋
ふふっ
楡井
…蘇枋さん?
楡井
もう半分の理由ってなんすか?
蘇枋
…それはね
蘇枋
面白くなりそうだから!